今回も京阪の話題を。
くずはモールの保存車両についてまだ取り上げていなかったことに気づいたので、今回はくずはモールの保存車両について紹介いたします。
くずはモール南館の「SANZEN-HIROBA」にて、旧3000系3505Fの3505号、5000系5551Fの5551号先頭部分、2600系2601Fの2601号運転台部分が保存されています。
旧3000系、5000系、2600系の現役時代の様子については、以前の記事(旧3000系、5000系、2600系)をご覧ください。
3505号は、くずはモールが”NEW MODE OPEN”した2014年3月から、5551号の先頭部分と2601号の運転台部分は、2023年4月21日の「SANZEN-HIROBA」のリニューアルオープンから公開されています。
まずは、3505号から紹介しましょう。くずはモールSANZEN-HIROBAにて保存される3505号。
くずはモールで保存されて、早くも10年が経ちましたが、室内で手入れが行き届いており、車両内外ともピカピカです。
デジタル動態保存となっており、運転台に座ってのシミュレーターによる運転体験が可能です。
車内と座席。
以前は、座席に座って寛ぐことも可能でしたが、飲食するなどのマナー違反が多かったからか、現在は着席できないようになっています。
引退直前に、先頭部が登場時の仕様に戻されましたが、保存にあたり、車内もできる限り登場時の仕様に近づけられました。
ただし座席は、座席そのものが交換されたわけではなく、リニューアルの際に設置された8000系と同等のものが、モケットとカバーの交換を施して、引き続き設置されています。
登場時の仕様に戻された車内の壁面。
富山地鉄からわざわざ取り寄せて設置したそうです。
車内のプレート類。
現在は、シール式のものが主流になってきていますが、プレートのほうが質感がありますね。
ここからは、2023年4月21日より公開されている5551号の先頭部分を写真で紹介いたします。くずはモールSANZEN-HIROBAにて保存される5551号の先頭部分。
カットモデルになってしまいましたが、5000系復刻プロジェクトと称し、旧塗装への変更など登場時の仕様に戻されています。
カットモデルですが、台車は設置されています。
横から。
5000系の特徴であるラッシュ用扉の部分までが残されています。
車内。
通常は立ち入ることはできませんが、5000系の特徴である座席の昇降装置の実演ができるようになっているそうです。
最後に2601号の運転台部分を紹介いたします。くずはモールSANZEN-HIROBAにて保存される2601号の運転台部分。
こちらは台車はなく、運転台部分のみが置かれています。
5551号車内への階段から見た2601号の運転台部分。
台車がないので、少し見下ろす感じで見た方が違和感はない気がします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おわり。