今回も京阪の話題を。
2015年から2017年にかけて、7200系の7201F・7202Fと9000系の9001F~9004Fが7連化されたあと、時折登場する13000系の8連を除けばロングシートの一般形車両では、唯一のVVVF車の8連車として運用についていた9005Fが、先日7連化されて、寝屋川工場を出場しました。
7200系と9000系の8連車は、パワフルな走りが魅力的でした。
それもそのはず、モーターの出力は3000系と同じですが、3000系よりもモーター付きの車両(M車)が1両多く(3000系:3M5T、7200系・9000系の8連:4M4T)、パワフルで高性能というのも納得です。
今回は、7200系の7201Fと7202Fと9000系の8連時代の活躍を振り返ってみたいと思います。
とは言っても、2年前にUPした”25周年を迎えた京阪9000系”で、9000系については詳しく紹介したので、今回は7200系を多めに紹介したいと思います。
まずは7200系の概要を。9000系の概要については、”25周年を迎えた京阪9000系”をご覧ください。
7200系は、7000系をさらに改良を加えた車両で、1995年に8連が2本(7201F・7202F)、7連が1本(7203F)製造されました。
8連を組んでいた7201Fと7202Fは、中間車を抜いて5両での運転が可能で、宇治川花火大会の際など、5両で宇治線で運用されたこともあります。
2015年に7201Fが、2016年に7202Fが7連化されました(捻出された中間車は10000系に編入)。中間を抜いて5両での走行は、7連化された際にできなくなっており、現在、中間車を抜いて支線区で運行する必要が生じた場合は、13000系の13021~13027Fのいずれかの編成が4連になって、運用に入っています。
なお、今回は、8連だった7201Fと7202Fについて主に取り上げますが、製造当初から7連だった7203Fは、7200系唯一の7連車として、非常に注目を集めていました。
ここからは写真をご覧ください。7200系7202Fの特急 枚方市行き(2009年11月、大和田にて撮影)。
Wikipediaによると、2009年9月のダイヤ改正以後、6000系・7200系の8連車と9000系は共通運用になったとありますが、この頃の淀屋橋~枚方市間の特急は、ほとんどが9000系での運用で、7200系が使われることはあまりなかったように思えます。本格的に共通になったのは、2010年以降だったような。
そんな中、7200系が特急 枚方市行きで走るのは少々珍しく、多くのファンが撮影していました。
9000系9004Fの臨時特急 出町柳行き「もみじExpress」(2009年11月、大和田にて撮影)。
上の7200系の特急 枚方市行きと同じ日の撮影です。
7200系が特急 枚方市行きに使用されていたのは、9000系が「もみじExpress」に使用されていたからだったのかもしれません。
7200系の急行(2枚とも2014年4月、西三荘にて撮影)。
この頃走っていた淀屋橋~樟葉間の急行は、多くが8連車での運転で、7200系や9000系をよく見かけました。
7200系や9000系の姿を見かけると、わざわざ特急から乗り換えてまで乗車したことも。
7200系7202Fの特急 淀屋橋行き(2015年4月、牧野~樟葉間にて撮影)。
この時は、春の行楽期の特別ダイヤで運行されており、昼間時間帯でも7200系や9000系が特急で走っていました。
朝ラッシュ時の通勤準急 中之島行きで走る9000系9005F(2016年4月、天満橋~京橋間にて撮影)。
オールロングシートの8連で収容力は高くて、パワフルで高性能・・・ ラッシュ時は大活躍でした。
ここからは、唯一のVVVF車の8連車として運用についていた2017年以降の9005Fの写真をご覧ください。休日朝の全線通しの急行運用につく9005F(2019年4月、西三荘にて撮影)。
乗車や撮影する時、9005Fがやってくると非常に嬉しかったですね。
普通運用・区間急行運用の9005F(2枚とも2021年7月、西三荘にて撮影)。
昼間時間帯は8連車の運用は非常に少なく、普通や区間急行での運用が少しあるだけに。
持ち前の高性能を持て余しながらのんびりと走る姿を時折見かけ、少し寂しく思ったことが思い出されます。
最後になりましたが、全車が7連になってしまい、パワフルな走りを楽しめなくなったのは、残念です。
とは言っても、昼間は8連車は普通や区間急行で少し走るだけなので、9005Fも活躍の場が広がったということでしょうか。
今後も、様々な場面で乗車や撮影をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おわり。