2024年2月15日(金)、名鉄ほ2024年3月16日(日)改正後の各駅の時刻が発表されました。

先日、概要が発表された際にも述べましたが、今回のダイヤ改正のポイントは大きく分けて3つになると思います。

  1. 加木屋中ノ池新駅の開業と三河知立駅の移設
  2. 広見線(犬山~新可児)のワンマン化
  3. 今回も行われる本数削減

この3点に注目列車を加え、考察してみたいと思います。先日あげたダイヤ改正関連の記事名鉄ホームページのダイヤ改正についてリリースや改正後の各駅の時刻表等をご覧になられてから、お読みいただくことをお勧めします。




まずは、加木屋中ノ池新駅の開業と三河知立駅の移転について。
河和線の高横須賀~南加木屋間に開業する加木屋中ノ池駅は、普通のみの停車。急行などの特別停車を期待されていた方もいらっしゃるかもしれませんが、特別停車は行われないようです。
三河知立駅は、900メートル猿投方に移設されます。移設後も三河知立駅で上下列車の交換が行われることには変わりないようで、移設分の時間の増減がある程度で、時刻の大きな変更はなさそうです。

次に広見線のワンマン化について。
概要が発表された際は、ニュースリリースに”朝ラッシュ時には犬山線との直通列車が運行される”旨の記載があり、朝は犬山線などで新可児行きを見ることができるのかなと半ば期待を込めて考えていましたが、犬山線と広見線の直通列車の運行は、ミュースカイを除くと、平日朝の上り列車(名古屋方面)6本だけで、広見線の下り列車はすべて犬山発となるようです。蒲郡ワンマン車が新安城から犬山まで併結されることで有名な現4971列車(西尾8時16分発新可児行き急行)については、犬山止まりになります。
なお、名鉄のニュースリリースには、”ミュースカイ以外の全列車でワンマン運転を行う”との記載があるので、平日朝の犬山線への直通列車についても、ワンマン対応車が使用されるということになります。朝の広見線から犬山線への直通列車6本(吉良吉田行き・内海行き・国府行き・中部国際空港行き・神宮前行き・鳴海行き)は、
3500系と9500系の限定運用となるのか、あるいは6500系や6000系も入るのか注目していきたいと思います。見納めとなってしまう新可児行き準急(2023年5月、名和~聚楽園間にて撮影)。

4971列車 (ギ)6520F+6011F(ト)ダイヤ改正後は、犬山止まりとなってしまう平日の現4971列車(2022年8月、木津用水~犬山口間にて撮影)。




最後に本数削減と注目列車について。
今回の本数削減は、特に犬山線と地下鉄鶴舞線を直通運転する列車が大幅に減ります。概要が発表された際に、既に詳しく述べたので、その時の記事をご覧ください。
ここからは、注目列車について述べます。かなり主観が入ってしまいますが、あらかじめご了承ください。

まずは、地下鉄直通列車に関連して。
現行ダイヤでは、平日の犬山線内急行で運転される鶴舞線からの直通列車は、すべて赤池始発ですが、豊田市始発の列車が登場します。
平日の豊田市6時31分発の岩倉行きで、上小田井から急行になります。
現行ダイヤでは、平日の豊田市6時31分発の列車は上小田井行きで、土橋から送り込みで営業される列車(土橋6時22分発の673列車)が、豊田市から上小田井行きとなり、使用車両は100系または200系。新ダイヤでも現673列車の時刻は変更になっておらず、この流れは現行ダイヤのを踏襲されると思われます。ということは、新たに100系や200系の急行運用を見ることができるようになるかもしれません(現在は、犬山線内急行の鶴舞線からの直通列車は、すべて名古屋市交通局の3050形またはN3000形での運転)。もし、名古屋市交通局の3050形またはN3000形だったとしても、名古屋市交通局の車両が、土橋~豊田市間を営業運転することになり、大きな話題を呼びそうです。
100系の犬山行き(2023年11月、江南~栢森間にて撮影)。

次に、平日・休日ともに増発される旨、概要が発表されていた際にアナウンスされていた中部国際空港23時05分発の快速急行について。
概要が発表された際に予想した通り、行き先は一宮行きとなります。神宮前からは急行となり、神宮前から一宮間は、現行ダイヤの2323列車とほぼ同じ時刻で運転されます。

最後に、吉良吉田行きの快速急行が登場します。
平日の一宮7時08分発中部国際空港行き快速急行の702E列車と新鵜沼6時47分発吉良吉田行き急行の774列車との始発駅と行き先が入れ替わることから生じるもので、一宮7時08分発の列車が吉良吉田行きに変更となり、吉良吉田~名古屋間は快速急行として運行されるようになります。
なお、現774列車は、新鵜沼を8両の急行で発車、名古屋から普通となって、鳴海で後ろ4両を切り離している間に、後からくる豊橋行き急行に追い越され、鳴海から急行となるという面白い運行形態をとる列車で有名ですが、新ダイヤの一宮7時08分発の吉良吉田行き快速急行は、それを踏襲し、現774列車と同じように名古屋から普通になり、鳴海から急行になると同時に、豊橋行き急行を待避します。鳴海で切り離しが行われるかは不明ですが、吉良吉田には4両しか入れないことを考えると、行われる可能性が高いと思います。

ダイヤ改正より、行き先のバリエーションが増える快速急行(2023年8月、西枇杷島~二ツ杁にて)。
平日の一宮発の吉良吉田行きは早朝、中部国際空港発の一宮行きは深夜と、撮影には厳しい時間ですが、是非撮影したいですね。

 

3月のダイヤ改正まで、あと1か月を切りました。
犬山線から広見線への直通列車や、広見線内でのミュースカイ以外の非ワンマン車の運用など見られなくなってしまう列車もあります。

悔いの残らないよう乗車や記録をしていきたいものです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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