2024年3月16日(土)のダイヤ改正で、広見線の犬山~新可児間がワンマン運転となり、犬山線と広見線を直通する列車は平日の朝のみの運行となり、大幅に少なくなってしまいます。犬山線に乗るとよく見らる「新可児行き」がほとんど見られなくなりますね。

今回は、現在見られる犬山線からの「新可児行き」とかつて見られた犬山線からの「新可児行き」・「御嵩行き」の列車の写真を紹介いたします。

なお、今回は特急についてはとりあげないこと、”犬山線からの”とは書きましたが、写真はすべてが犬山線内で撮ったものではないことの2点をご了承の上ご覧ください。

広見線への直通列車は、ほとんどが、犬山線などは急行などの優等列車なものの広見線内は普通に変わって運行され、名古屋から広見線各駅への所要時間が短小となるよう図られていました。
もっとも、2008年12月のダイヤ改正以後は、広見線への直通列車は、朝の一部を除けば、岩倉~犬山間が各駅停車の準急となり、その意図は薄れたかもしれません。





まずは、現在見られる犬山線からの新可児行きの列車の写真をご覧ください。3150系と9500系の6両の新可児行き準急(2023年6月、名和~聚楽園間にて撮影)。

 

6800系と6500系の6両の新可児行き準急(2021年9月、名和~聚楽園間にて撮影)。

4971列車 (ギ)6520F+6011F(ト)蒲郡ワンマン車が入ることで有名な4971列車(2022年8月、木津用水~犬山口間にて撮影)。
この列車も広見線直通列車ですね。
広見線直通列車で6両の列車は、岐阜方が2両・豊橋方が4両で、犬山で岐阜方2両を切り離すことが多いですが、この4971列車は、岐阜方が4両・豊橋方が2両で、犬山で豊橋方2両を切り離して新可児へ向かうという、運行形態的にも珍しい列車です。




ここからは、これまで見られた広見線直通の列車の写真を紹介いたします。
以前にも紹介した写真多めですが、ご了承ください。
777列車犬山経由新岐阜・新可児行き2005年1月改正より前に走っていた7000系パノラマカー4連(P4)重連の777列車犬山経由新岐阜・新可児行き急行(2004年8月、神宮前にて撮影)。
後ろ(豊橋方)4両が新可児行きです。
今だったら、大ネタ列車でパニックになるほど撮影地は賑わうでしょうが、20年ほど前は、毎日見られる光景でした。

「犬山経由新岐阜・新可児」の方向板をアップで(2002年4月、犬山にて撮影)。

777列車は、2005年1月改正以後は3100系・3150系(T2)×2+3300系・3500系・3700系(T4)での運行に変更されました。前(岐阜方)から3103F+3101F+3507Fの犬山経由岐阜・新可児行き777列車(2006年10月、神宮前にて撮影)。
特急や快速特急以外の多層建ての行き先の列車に、方向幕装備なのに関わらず2つの行き先を示す方向板が付けられるようになったのは、2005年1月改正以降だったと思います。

犬山経由岐阜・新可児行きは、残念ながら2008年6月のダイヤ改正で消滅してしまいました。

有名なこの列車も新可児行きでした。
見られたのは、2005年2月の中部国際空港開業からの1か月程度と非常に短い期間でした。
7000系と1380系の併結5573E列車(2005年2月、神宮前にて撮影)。
岐阜方から7011Fと1384F、7000系と1384Fが併結して営業運転に入り、多くの方を驚かせました。
この列車は、中部国際空港発新可児行きでしたが、太田川で後ろに4両併結、犬山で前4両切り離しており、始発から終点まで乗るのには必ず乗り換えが必要でしたが、編成が珍しすぎて(?)、そういったことを気にする声は皆無でした。




7000系の新可児行きは、頻繁に見られました。7003Fの新可児行き急行(2006年7月、名和~聚楽園間にて撮影)。

7019Fの新可児行き急行(2006年6月、名和~聚楽園間にて撮影)。

5573E列車(2006年4月、扶桑~木津用水間にて撮影)。
岐阜方4両は、7037Fですね。
1380系が入ることで話題になった5573E列車も1か月ほどで本来のパノラマカー4連(P4)重連になりました。

6000系蒲郡ワンマン車は、以前は中部国際空港から新可児行きとして運用されていました(蒲郡ワンマン車は犬山止まり)。前2両が蒲郡ワンマン車の新可児行き準急(2017年4月、新日鉄前~聚楽園間にて撮影)。
2019年3月改正までは、平日のみ「新可児」行きの方向幕を掲げて犬山線~常滑線・空港線で運行されていました。
よく見ると、前2両は6011Fですね。
今走ったら、「一部指定特急」の再現とばかり、4971列車と並んで人気が出ることでしょう。
なお、この場所は高い柵が設置されたので、現在ではこのように撮ることはできません。




ここからは、御嵩行きの写真を紹介いたします。3500系の御嵩行き急行3500系重連の御嵩行き急行(2006年7月、名和~聚楽園間にて撮影)。
広見線の末端区間(新可児~御嵩間)がワンマン化された2008年6月の改正以前は、朝夕を中心に、名古屋から御嵩への直通列車が走っていました。

写真は3500系の重連ですが、もちろん8両では広見線には入れないので、岐阜方4両は犬山で切り離しとなります。

御嵩行きの6000系と7000系の並び(2008年2月、中部国際空港にて撮影)。
時には、このような並びも見られました。
少し前のことのように思えますが、中部国際空港駅での御嵩行き、7000系、特別整備未施工の6000系の中期車、いずれも見ることができなくなってしまいました。


最後になりましたが、犬山線などで頻繁にみられるのはあと2か月弱となった「新可児」行き。

皆様も撮影などに行かれると思います。特に平日の4971列車を撮影される方は、かなり増えるのではないでしょうか・・・?
言うまでもありませんが、撮影の際は、鉄道係員の方や他の乗客・地域住民の迷惑とならないよう、お互いにルールやマナーを遵守したいものです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA