今回は、近鉄のラッピング車・特別塗装車について取り上げます。
名古屋から大阪・京都・奈良まで長大な路線を持つ近鉄では、多くのラッピング車・特別塗装車が走っています。
一部運用が公開されているものもありますが、ほとんどの車両の運用は公開されていないので、出会えるかどうかは運次第といったところでしょうか?
すべてを紹介するのは到底無理ですが、今回は、現在見られるラッピング車・特別塗装車の一部を紹介いたします。
なお、ラッピング車のデザインコンセプトや運行開始日については、近鉄HPの各ラッピング車のニュースリリースを参考に記載させて頂きました。
まずは、主に伊勢志摩地区で見られるラッピング車からご覧ください。
1259系VC67編成「とばしまメモリー なみの章」(2023年4月、漕代~斎宮間にて撮影)。
1259系VC67編成「とばしまメモリー うみの章」(2023年4月、漕代~斎宮間にて撮影)。
「とばしまメモリー」は、近鉄・鳥羽市・志摩市の三者によりデザインや名称が考案された、鳥羽・志摩の魅力を発信するラッピング車で、2023年2月から運行を開始しました。近鉄により発行されているリーフレットによると、「なみの章」は、”見るだけで元気が出るような、にぎやかな鳥羽・志摩の海”、「うみの章」は、”鳥羽・志摩の穏やかな里海や、心地いい雰囲気”をそれぞれイメージしているそうです。
主に、伊勢中川~賢島間の普通列車で運行されていますが、時折名古屋線にも顔を出しているようです。
1259系VC66編成「ミジュマルトレイン」(2023年4月、東松阪~櫛田間にて撮影)。
「ミジュマルトレイン」については、先日詳しく取り上げたので、こちらよりご覧ください。
「ミジュマルトレイン」は、休日限定ですが、近鉄のHPに運用が公開されているので、乗車や撮影がしやすいかと思います。
ここからは、主に奈良線で活躍するラッピング車や特別塗装車を紹介いたします。5800系DH02編成「デボ1形塗装色車両」(2020年8月、額田~石切間にて撮影)。
2014年に奈良線(上本町~奈良間)開業100周年を迎えたのを記念し、開業時に運行していたデボ1形をイメージした特別塗装車で、2014年4月29日から運行されています。
奈良線のラッピング車は、写真のように、奈良線から阪神直通運用に入るほか、時折、橿原線や京都線の運用にも入るので、運用範囲が非常に広く、追いかけるのが少々大変かもしれません。
1026系VH27編成「ならしかトレイン」(2023年6月、学園前にて撮影)。
奈良の風景や鹿などがデザインされているラッピング車で、2022年12月5日より運行されています。
車内も装飾されているようで、乗車できた際は詳しくレポートしたいと思います。
なお、「ならしかトレイン」は2編成あり、1026系VH29編成も「ならしかトレイン」となっており、こちらは2023年4月3日より運行されています。
5800系DH01編成「志摩スペイン村ラッピングトレイン」(2023年6月、学園前~富雄間にて撮影)。
志摩スペイン村のキャラクターや園内の風景がデザインされており、2022年8月31日から運行されています。
最後になりましたが、近鉄では名古屋線の広告車など他にもラッピング車が走っています。
乗車や撮影することができましたら、都度紹介していきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
おわり。