先回、味鋺~上飯田間の地上時代の様子について取り上げましたが、今回は、地上線の現在の様子について取り上げます。
味鋺~上飯田間は、地下化されましたが、地上線の直下に線路が敷かれたわけではないので、当時の遺構が各所に残っています。




味鋺駅から上飯田駅に向けて歩いていきます。味鋺駅は立派な橋上駅ですが、無人駅です。

味鋺駅は、エレベーターが改札内外共用になっています。
電車から降りて、エレベーターで改札まで行って、改札出場後、また同じエレベーターで駅の外へ出るなんてこともありえます。

味鋺駅の上飯田駅寄りの踏切(味鋺1号踏切)より。地上線時代の味鋺駅は、現在の地下に降りる手前(車の屋根が見える辺り)にあって、写真の中ほどにある赤い”止まれ”の看板付近に向けて線路が伸びていました。
小牧線の踏切の名称は、上飯田方から付けられているのですが、味鋺~上飯田間にある味鋺1号踏切が”上飯田1号踏切”ではないのは、当時の名残ですね。

300系の犬山行きがやってきました。

地上線が伸びていた方向に向けて歩いていきます。

線路跡は月極の駐車場になっていました。

”線路内立入禁止”の看板が、元々線路があったことを示しています。




もう少し進むと、線路跡に建物が立っていました。迂回して、線路沿いを進んで行きます。

庄内川への橋梁へとつながる築堤が残っていました。

築堤の上より。
柵も残っており、線路跡なのがよくわかります。

反対側が庄内川の橋梁です。橋梁は撤去されています。

道路橋を渡って反対側へ。ガードレールが途切れている場所(銀色の柵のところ)が線路があった場所だと思われます。
こうやってみると、元々鉄道橋があったとは言われないとわかりませんね。

味鋺~上飯田間 地上線の今  2 ~上飯田連絡線開業20周年~へつづく。


投稿者 めいはん

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