犬山経由新岐阜行き

先日、2023年3月18日に予定されている名鉄のダイヤ改正についてとりあげたところ、非常に多くの方に閲覧頂きました。
皆様、ありがとうございます。

3月のダイヤ改正で、各務原線の列車がすべて岐阜~犬山・三柿野間の折り返し運転となり、伝統の犬山経由岐阜行きが無くなってしまいます。今回は、これまで見られた様々な”犬山経由岐阜行き”を取り上げてみます。
懐かしの写真から、最近撮影した写真までありますので、最後までご覧頂ければ幸いです。





まずは、名鉄岐阜駅が”新岐阜”だった頃(2005年1月改正より前)の写真を。
この頃は、河和線から犬山線への昼間~夕方時間帯の急行は、ほとんどが”犬山経由新岐阜行き”であり、たくさん撮影しているはずなのですが、写真があまり見つかりませんでした。
以前にも上げた写真ですが、パノラマカーの犬山経由新岐阜行きの写真をご覧ください。地平時代の太田川駅に停車する7500系と7000系太田川駅に停車する7500系の犬山経由新岐阜行き急行(2001年9月撮影)。

777列車犬山経由新岐阜・新可児行き朝の名物列車だった7000系重連の777列車、犬山経由新岐阜・新可児行き急行(2004年8月、神宮前にて撮影)。

方向幕だけを撮った写真があったので、紹介いたします。
おそらく3500系のものと思われます。
犬山経由新岐阜行き2004年10月撮影。
この頃の”犬山経由新岐阜”の方向幕は、車両によって経”の糸偏がない”圣”だった車両がありました。編成毎に統一されていたのかどうかは記憶があいまいですが、当時最新だった3100系や3700系はすべて”経”だった記憶があります。
余談ですが、”圣”という字を調べてみたところ、”崇高”とか”名人”という意味を持つ字だそうです。経由する犬山に敬意を示し、この字を使っていたのでしょうかね・・・?





続いて2005年1月改正から2008年12月改正までの写真を紹介します。
この頃も、2005年1月改正以前と同様、昼間~夕方時間帯は、河和線から犬山線への急行は犬山経由岐阜行きでした(各務原線岐阜発の列車は中部国際空港行き)。
まずは、パノラマカーから。
7005Fの犬山経由岐阜行き(2005年2月撮影)。
この頃の河和線からの昼間時間帯の犬山経由岐阜行きは、神宮前から準急、犬山から普通として運転されていました。
写真は神宮前に入線するところですが、既に種別幕が準急に変わっています。

行き先幕は、1月29日の駅名変更(新岐阜→名鉄岐阜など)に間に合わなかったようで、この頃は方向幕を装備した車両でも方向板が使われていました。

犬山橋を渡る7000系の犬山経由岐阜行き(2007年2月撮影)。
上でも述べた河和線からの電車で、犬山からは普通として運行されていました。この頃は、犬山~岐阜間の列車が犬山~新那加間急行運転を行っていて、名古屋方面から(への)列車が犬山~岐阜間を普通列車で運転しており、逆転現象のようになっていましたが、羽場や苧ヶ瀬などの急行が停車しない駅から名古屋方面への直通需要に応えるためだったようです。


ちなみに、乗務員によっては、行き先幕を犬山発車時に”岐阜”に直していた人もいたようで、犬山~岐阜間は”岐阜”行きとなっていたこともありました。

7037Fの犬山経由岐阜行き急行(2006年6月、名和~聚楽園間にて撮影)。
7000系パノラマカー4連での犬山経由岐阜行きもあり、注目を集めていました。この列車の折り返しは、中部国際空港行きでしたね。

この頃、名和~聚楽園間で撮るのがマイブームだったようで、何枚も同じ場所での色々な車両の犬山経由岐阜行きの写真があったので、紹介いたします。2005年8月撮影。
前2両は6000系三河ワンマン車。いわゆる”脱走”運用ですね。
この頃、三河線のワンマン運転は山線だけだったからか、今よりも頻繁に”脱走”しているのを見かけた記憶があります。

2006年9月撮影。
本線ではよく見かける3100系と3500系の併結ですが、常滑線や河和線、犬山線で見かける機会は意外と多くありません。
”犬山経由岐阜”の行き先だけでなく、3100系は新塗装化が進んでおり、赤で統一された3100系と3500系の併結は見納めが近いかもしれません。

2008年10月撮影。
旧型台車のまま更新されなかった5301Fの犬山経由岐阜行き急行。
この頃、7000系は廃車が進んでおり、7000系で運用されていた列車の一部が5300・5700系に変更されていました。
上に上げた7037Fと同じ列車だと思われます。

パノラマカー重連だった777列車は、2005年1月改正で3100・3150・3300・3500・3700系での運転に変更されました。前(岐阜方)から3103F+3101F+3507Fの犬山経由岐阜・新可児行き(2006年10月、神宮前にて撮影)。
車両は変わっても、名物列車であったのには変わりなく、方向板も付けられており、注目を集めていました。
残念ながら2008年6月のダイヤ改正で消滅してしまいました。





ここからは、2008年12月のダイヤ改正以後の写真を。
2008年12月のダイヤ改正から各務原線の列車は、朝の時間帯を除き、犬山~岐阜間の折り返し運転になりました。
6018Fの犬山経由岐阜行き急行(2014年8月、柏森~扶桑間にて撮影)。

6019Fと6500系の犬山経由岐阜行き急行(2014年8月、柏森~扶桑間にて撮影)。

6800系と6500系の犬山経由岐阜行き急行(2017年7月、柏森~扶桑間にて撮影)。

オール鉄仮面の犬山経由岐阜行き急行(2020年7月、木津用水~犬山口間にて撮影)。

3150系と3700系の犬山経由岐阜行き急行(2017年7月、柏森~扶桑間にて撮影)。

最後になりましたが、あと1か月強を残すのみとなった犬山経由岐阜行き。悔いが残らないよう記録を重ねたいと思います。
当サイトをご覧の皆様も撮影などに行かれると思います。言うまでもありませんが、お互いにルールやマナーを遵守し、さわやかな気分で撮影したいですね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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