先日、とさでん交通に移籍したモ590形について取り上げましたが、今回は名鉄時代を振り返ってみたいと思います。
モ590形の車歴及びとさでん交通で活躍中の姿については、”モ590形 ~とさでん交通で元気に活躍中~”で詳しくまとめたので、そちらをご覧ください。
今回は、美濃町線の新関~美濃間での1998~1999年頃と主に徹明町~日野橋間で走っていた2003~2005年の写真を紹介いたします。
なお、現在は旧美濃駅で保存されているモ593号についても特段区別せず取り上げます。
まずは、新関~美濃間で活躍していた頃の写真をご覧ください。
美濃駅に停車する593号(1998年9月撮影)。
写真を探してみましたが、新関~美濃間の運行最終日以外に撮った写真は、この1枚しか見当たりませんでした。
駅名板が名鉄のCIが入っていないものだったこの頃の美濃駅。廃線間近にCI入りのものに変更されました。
当時、新関~美濃間の列車は1時間に1本。写真をご覧頂ければわかると思いますが、乗客は非常に少なかったです。
ここからは、新関~美濃間の最終運行日(1999年3月31日)に撮影した写真をご覧ください。
この日は、30分毎に増発運転が行われました。
美濃駅に停車する591号。
松森~美濃間を走る591号(後追い)。
神光寺駅で交換する591号と593号。
下有知駅に停車する591号。
少し暗いですが・・・
新関駅で並ぶ591号とモ600形604号。
新関~美濃間の廃止後は、廃車のうわさもあったモ590形ですが、2000年に591号・592号が冷房化などの改造が行われ、複電圧化改造がなされたモ870形に変わって、600V線区の廃線まで主に徹明町~日野橋間で活躍しました。593号は冷房化はなされませんでしたが、2005年の廃線まで予備車的な存在として在籍していました。
2003~2005年頃の591号と592号の写真をご覧ください(593号については、写真が見当たらず)。
野一色駅を発車した592号の徹明町行き(2003年3月、北一色~野一色間にて撮影)。
黄色と赤色の丸い看板付き。続行運転を示すものであり、新岐阜行きが続けて来るのがわかります。
なお、590形が現在在籍している、とさでん交通でも続行運転は見られるのですが、590形は続行運転がない桟橋線での運転が主のため、590形で続行運転を見ることは難しいです。
野一色駅に停車する591号(2003年3月撮影)。
徹明町電停で発車を待つ592号(2005年3月撮影)。
モ800形と続行で走る光景(競輪場前~北一色間にて、2005年3月撮影)。
続いてやってきた592号(競輪場前~北一色間にて、2005年3月撮影)。
モ880形に続いて走る592号(競輪場前~北一色間にて、2005年3月撮影)。
最後に名鉄時代の運転台の写真(2005年3月撮影)があったので紹介します。以前”モ590形 ~とさでん交通で元気に活躍中~”で上げた現在の運転台の写真と是非比較してみてください。
マスコンの色や細かなスイッチが変わっています。”ATS使用中”の札も現在ではありませんね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
おわり。