瀬戸市民公園モ760形766号

瀬戸市民公園に保存されているモ760形766号とデキ200形202号ですが、先日瀬戸市より解体されることが発表されてしまいました。

昨年、見学に訪れていたもののまだ紹介していなかったので、今回と次回の2度に分けて紹介致します。
モ760形とデキ200形は、どちらも名鉄瀬戸線の前身である瀬戸電気鉄道により製造された車両です。





今回は、モ760形766号を紹介致します。
モ760形は、瀬戸電ホ103形として、1926年より製造されました。
保存されている766号は、108号として1927年に製造されています。
瀬戸電気鉄道が名鉄に吸収合併されたあと、モ560形(初代)となり、1962年には揖斐線に転属、揖斐線転属後の1967年にモ760形となりました。以後、揖斐線や谷汲線で活躍してきましたが、1978年8月の瀬戸線昇圧の際に、瀬戸線から転属してきたモ700形やモ750形に置き換えられ、廃車となり、766号は、瀬戸市民公園に保存されることになりました。

ここからは、写真をご覧ください。
瀬戸市民公園モ760形766号屋根が設置されていますが、塗装はボロボロで状態は良くありませんでした(だから解体されてしまうのでしょうが)。
保存されてから一度も塗りなおされていないなんて話もTwitterで出ていましたが、どうなんでしょう?

瀬戸市民公園に保存されるモ760形766号上の写真と反対側から。
保存されるに当たって、登場時の緑色の塗装にされたようですが、所々揖斐線時代の赤色の塗装が見えてしまっているのがわかります。





瀬戸市民公園766号説明書き柵に取り付けられていた説明書き。
廃車時期や保存に至った経緯、制御方式や台車の形式まで詳しく書かれています。

瀬戸市民公園766号台車台車。
他では見かけない独特の形をしています。

瀬戸市民公園766号社紋保存に当たり復刻された瀬戸電気鉄道の社紋。
電気鉄道の”電”が、瀬戸の”セ”で囲まれていますね。

窓ガラスが割れているところがありました。

窓ガラス破損についてのかなり古い貼り紙。
上のガラスも割られてから、かなりの年月が経っていると思われます。

デキ202と。瀬戸市民公園766号・デキ202公園内の丘の上で保存されているので、他に移設するにしても非常に困難だと思われ、解体決定に至ったものと思われます。

次回は、デキ200形202号について詳しく紹介いたします。

つづく。



投稿者 めいはん

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