313系8000番台ホームライナー

先日、中央線で運行されているホームライナー瑞浪に乗車する機会がありました。

ホームライナーはかつては日本全国で見られましたが、特急化や廃止が進み現在はJR東海とJR北海道に残るのみ。
今回は、貴重な(?)ホームライナーの一つであるホームライナー瑞浪についてレポートします。

ホームライナーは、特急型の車庫への回送を兼ねて運転されることも多く、特急型車両で運転されることが多いのですが、今回紹介するホームライナー瑞浪は、朝や昼間は快速や普通列車で使用される313系8000番台が使用されています。

313系8000番台は、1999年12月改正で新設された座席定員制列車セントラルライナー用の車両として1999年に登場。朝ラッシュ時は普通や快速列車として、昼間から夕方にかけては、セントラルライナーとして使用されてきました。ホームライナーで使用されるようになったのは2008年3月のダイヤ改正からで、2013年3月改正でのセントラルライナーの廃止後は、昼間も211系や他の番台の313系と同じように、快速や普通列車での運用に入るようになり、乗車券の他に特別料金がいる列車での運用は、今回紹介する下りのホームライナー瑞浪3本のみとなりました。

下りのホームライナー瑞浪は、名古屋駅発17時58分(1号)・18時58分(3号)・19時58分(5号)なのですが、2007年や2008年の時刻表を見てみたところ、名古屋駅発18時発・19時発のセントラルライナーが運行されており、1・3号はかつてのセントラルライナーの名称変更とも言えるかもしれません。



ここからは、写真で紹介しましょう。

言うまでもありませんが、ホームライナーに乗るのには、乗車券の他に乗車整理券が必要です。

乗車整理券は停車駅の券売機で購入できます。名古屋駅改札外の券売機

名古屋駅には、改札外の他、10番線ホーム上の乗車整理券専用の券売機でも購入できます。名古屋駅ホームのホームライナーの乗車整理券用券売機ホームの券売機は、ICカード専用なので注意が必要です。

ホームライナー瑞浪乗車整理券乗車整理券。
通常の近距離用の乗車券と同じ大きさで発券されます。

名古屋駅の掲示物乗車整理券には座席が指定されていますが、新型コロナウィルス対策のため、現在は空いている座席ならどこでも着席しても良いことになっています。静岡地区に行った際も同じ掲出物を見たことがあり、JR東海管内全体でこの取り扱いが行われているようです。

コロナ禍以前、静岡地区のホームライナーに乗った際、停車駅毎で発券する区画を分けていたのか、ある区画だけ密集して乗客が座り、途中の駅までそれ以外の区画はガラガラというのをみたことがあるので、妥当かもしれません。

もっとも、途中の停車駅から乗車する人にとっては、良い席はほとんど名古屋からの人で埋まってしまうので、面白くないかもしれませんが。

ホームライナー瑞浪1号は発車8分前の17時50分ごろ入線してきました。313系8000番台ホームライナー名古屋駅に停車するホームライナー瑞浪1号。
313系8000番台を2本繋げた6両で運行されています。

313系8000番台方向幕方向幕。

313系8000番台座席座席。
少しわかりにくいかもしれませんが、枕カバーの端がチケットホルダーになっており、乗車整理券を入れられるようになっています。
ここに乗車整理券を入れておけば、車掌による検札時に声をかけられることはありません。

ホームライナーでの運用時は、中扉は締切となっています。
3扉車で中扉を締切とする取り扱いは、かつては京阪9000系や京急600形でも見られましたが、現在はホームライナー瑞浪が全国唯一だと思われます。

車内の締切中の表示車内の締切中の表示。

313系8000番台同士の並び313系8000番台同士の並び。
片やホームライナー、片や普通列車での運用です。

名古屋からの途中の停車駅は、大曽根までの各駅と、多治見・土岐市。
終点瑞浪まで44分ほどの所要時間です。

名古屋発車時点ではガラガラでしたが、大曽根までの途中の停車駅でかなりの乗車客がおり、大曽根を発車する際には、周りを見渡すとほとんどすべての座席が埋まっていました。313系8000番台のセントラルライナーでの運用時はガラガラだったので、非常に驚きました。ラッシュ時間帯の運行であること、速く移動できること(最高速度130km/h運転で停車駅が少なく、瑞浪までの所要時間が通常の快速列車より7~10分ほど短い)が高い乗車率の理由でしょうか?

他の乗客が多かったため、走行中あまり写真が撮れませんでしたが、ご了承いただければと思います。瑞浪駅瑞浪駅にて。
ホーム上に、乗車してきた313系8000番台が見えます。
乗車してきた313系8000番台は、普通列車で名古屋まで戻り、ホームライナー瑞浪5号となるようでした。

次回は、313系8000番台についてより詳しく紹介しようと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

おわり。

投稿者 めいはん

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