211系5000番台

今回は、久々にJR東海の話題について。

前回、JR東海の話題で取り上げたのは、373系時代のムーンライトながらについてでしたが、今回は、まもなく置き換えが予想される211系5000番台について取り上げます。

211系5000番台は、国鉄時代に登場した211系の豪華バージョンとも言える車両で民営化直後の1988年に登場。JR東日本にいる211系と比べて、座席の座り心地が良かったり、運転台助士席側の窓が大きかったりと、居住性の向上が図られています。
東海道線・中央線などJR東海の主要路線で活躍してきましたが、313系5000番台の増備に伴い、東海道線の豊橋~米原間からは、2006年に撤退、現在では主に、中央線の名古屋~中津川間、東海道線の熱海~豊橋間で活躍しています。




まずは、中央線の列車からご覧ください。

211系5000番台の快速211系5000番台3連を2編成繋いだ快速列車(名古屋にて撮影)。中央線だと編成番号がK100番台の3連車はお手洗いの設備がないので、注意が必要です。

連結面。

こちらは、お手洗い付きの4連車(千種にて撮影)。K1~K20編成の4連車はトイレ付きです。ただし、和式トイレなので、苦手な方は注意が必要かもしれません。

211系5000番台快速エキスポシャトル中央線の車両は2005年の万博輸送でも活躍しました(2005年3月10日、万博八草にて撮影)。211系5000番台の快速エキスポシャトル。
現在でも愛知環状鉄道への乗り入れ列車がありますが、万博の頃の名残とも言えますね。





続いて、静岡地区の車両の写真をご覧ください。静岡地区の211系5000番台。静岡地区の車両は写真が少なく、今回はこちらだけ(浜松にて撮影)。
静岡地区の211系5000番台は、3連車と2連車がありますが、どちらもトイレがなく、長時間利用する際は注意が必要です。
なお、静岡地区の3連車には、SS編成とLL編成がありますが、LL編成は2006年までは東海道線の豊橋~米原間で主に普通列車として活躍していた車両です。ぱっと見、違いはわかりませんが、SS編成は東京方の先頭車が5600番台となり、トンネルが低い箇所でも通過できるようになっているそうです。

最後に内装と台車をご覧ください。車内。オールロングシートですが、座席は柔らかく、座り心地は良好です。

211系5000番台の台車。

211系5000番台の台車。台車。上が動力台車で下が付随台車です。
ボルスタレスのシンプルな構造。最高速度が110km/hだからでしょうかヨーダンパは設置されていません。

静岡地区、名古屋地区、至るところで見られる211系5000番台。冒頭でも述べましたが、新型車315系の導入が発表されており、置き換えられることになっています。お早目に記録されることをお勧めします。

おわり。




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