700系RailStarと並ぶ500系

先日、岩国・九州旅行の際に乗車した700系7000番台Rail Starについて取り上げましたが、帰りはこれまた久々に500系に乗車しました。以前、外部ブログで500系について取り上げましたが、今回、改めて500系について紹介します。
なお、700系7000番台Rail Starについてはこちらを、岩国・九州旅行についてはこちらをご覧ください。
また、以前取り上げた500系の記事については、こちら(16両時代)こちら(8連化後等)よりご覧ください。

500系について少し説明を入れましょう(不要?)。500系は300km/h走行を目指し、1996年1月に量産先行車のW1編成が16両編成で登場、1997年3月より山陽新幹線区間でのぞみ号での運用がスタートしました。1997年から量産車が登場し、1997年11月より東海道新幹線への乗り入れが始まりました。

最終的には、9編成(W1~W9)144両となり、東京~博多間結ぶのぞみ号を中心に活躍してきましたが、2007年のN700系登場により、500系は順次8連化され、山陽新幹線区間のこだま号で使用されることになり、のぞみ号及び東海道新幹線区間からは2010年2月末で撤退しました。現在は、W1編成以外の8編成が8連化され、7000番台V編成となり、山陽新幹線区間のこだま号で活躍中です(V6編成は休車中)。なお、8連化されなかったW1編成の博多方先頭車は、京都鉄道博物館で保存されています。




ここからは、写真で紹介していきます。500系新幹線新岩国駅に停車する500系V9編成。
この写真は行きに撮影しました。登場から25年、8連化されて既に10年以上が経ちますが、500系の格好良さ・美しさは全く色褪せておりません。

車内を見ていきましょう。
もちろん(?)、6号車指定席に乗車しました。500系6号車車内(指定席、元グリーン車)6号車は16両編成時代の10号車でグリーン車時代の座席が使用されています。

500系6号車指定席座席座席。
グリーン車時代からの改造点は、座席のヘッドレストとフットレストが撤去されたこと、オーディオ装置が撤去されたこと、床が絨毯敷きでなくなったことぐらいではないでしょうか? 行きに乗車したレールスター以上に重厚で快適な座り心地です。
500系は、700系や主力のN700系よりも窓が大きく、快適な座席で大きな窓から車窓を眺めるというのも500系ならではの楽しみ方と言えるでしょう。

他の号車も覗いてみましょう。500系自由席車内自由席は2列と3列でのぞみ号で活躍していた頃とほとんど変わっていません。

500系自由席座席座席。
この紫色の座席に懐かしさを感じられる方も見えるのではないでしょうか?

4・5号車は元々は自由席で2列と3列の座席配置でしたが、こだま号用の企画乗車券が多く発売されるようになって、指定席として運用されることが増え、座席が交換されています。500系5号車車内2列&2列の座席に改装された5号車。
デッキへの扉の位置が、右側に寄っており、かつては2列と3列の座席配置であったことが伝わってきます。

500系5号車座席5号車座席。700系7000番台Rail Starの指定席と同じ座席です。
こちらも十分すぎるほど快適ですが、6号車の元グリーン車の魅力には勝てないように思えます。

続いて子供用運転台をご覧ください。500系8号車子供用運転台8号車には子供用運転台が設置されています。

500系子供用運転台横から。マスコンやブレーキハンドルを動かせば、計器類も動きます。
なお、速度計に表示される速度は、実際の速度とはリンクされてはおりません。

500系荷物置き場8号車子供用運転台横の荷物置き場。
同じものが1号車の先頭部にも置かれています。500系は、先頭車の形状から、先頭部の網棚が狭くて使用できないので、このような荷物置き場が設けられています。




ここからは、停車時間を利用して撮影した写真を紹介します。
700系7000番台Rail Starの時にも触れましたが、山陽新幹線のこだま号は各所で長時間停車が設けられており、車外へ出て撮影したり、売店等で買い物することも可能です。500系新下関にて。

500系ロゴマークロゴマーク。

500系LED3色LEDの行き先と種別の表示。フルカラーLED全盛期の今、3色LEDは貴重になりつつあります。

500系パンタグラフパンタグラフ。
のぞみ号時代は翼竜パンタを搭載しており、注目を集めていましたが、8連化の際に通常のシングルアームパンタに換装されてしまいました。

広島駅で500系と700系7000番台Rail Starの並びが見られました。700系RailStarと並ぶ500系新しいと思っていた500系も気づけば東海道・山陽新幹線最長老に。これからも末永く活躍してほしいですね。

おわり。



投稿者 めいはん

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