今回も鍛冶屋線について取り上げます。

今回は、旧市原駅と旧市原駅に保存されているキハ30形キハ30 70とキハ30 72について紹介いたします。

なお、鍛冶屋線の保存車両と廃線跡 1では、旧鍛冶屋駅と旧鍛冶屋駅に保存されているキハ30 69について、鍛冶屋線の保存車両と廃線跡 2では遊歩道になっている鍛冶屋駅周辺の廃線跡について紹介しているので、ぜひご覧ください。




旧市原駅は、鍛冶屋線市原駅記念館となっています。駅舎は、現役当時のものなのかと思いきや、1993年に復元されたものだそうです。
現役当時の駅舎は、老朽化が激しく、保存できなかったとか。

駅舎に入ると、出札窓口があり、奥には資料が展示されています。
出札窓口は、現役当時のものだそうです。

展示されている資料。
西脇駅の連動図表や当時の制服など興味をひかれるものばかりが展示されています。

改札を通ったところ(上の写真の案内所と書かれたところの扉の先)は、道路(県道)ですが、この道路は鍛冶屋線の廃線跡を転用したものです。
奥に見えるなだらかなカーブが鉄道っぽいですね。




駅舎の鍛冶屋方にキハ30形が2両保存されています。手前(西脇・野村方)がキハ30 72で奥(鍛冶屋方)がキハ30 70です。
塗装は、元々は加古川色(鍛冶屋駅のキハ30 69と同じ塗装)だったそうなのですが、2010年に行われた「リフレッシュ作戦」で”おとぎの国のような塗装”に変更されています。

キハ30 70のほうから。
上の写真と正反対のホーム側より。
車内は現役当時のままなようですが、通常は非公開で施錠されています。

車両の脇には市原駅の駅名板が置かれていました。
鍛冶屋駅に置かれているものよりも明らかに新しく、字体も異なるので、後年設置されたものだと思われます。

構内には、腕木式信号機や踏切の警報器も置かれています。
通電させたら、動作するのでしょうか・・・?

保存されている2両を様々な角度から見てみましょう。キハ30 70の前面から。
キハ30 70の前面貫通扉下の渡り板には「キハイチハラ号」と書かれています。

キハ30 70とキハ30 72の連結面。
右側がキハ30 70で左側がキハ30 72です。

キハ30 70とキハ30 72の連結面と市原駅の駅名板。

キハ30 72の台車。

2両全体を廃線跡を転用した道路を挟んだ反対側から。

これからも末永く保存されることを願ってやみません。

最後に、旧市原駅へのアクセスおよび営業時間を。
旧市原駅へは、、西脇市駅から神姫バス山寄上行きまたは鳥羽上行きバスに乗り(鍛冶屋へのバスと同じ系統のバス)、市原バス停下車、徒歩5分ほどです。1時間~2時間に1本ぐらいの運行で、運行本数はあまり多くないので、ご注意ください。
旧市原駅の前に市原駅記念館というバス停がありますが、朝の西脇市駅行きが数本運行されるだけで、西脇市駅からのバスはないので、注意が必要です。
営業時間は、西脇市のホームページによると、9時~17時の営業で、月曜(祝日の場合は翌日)及び年末年始は休館となるようです。

訪問の際は、アクセス・営業時間ともによくご確認の上お出かけください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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