先日、トミーテックから発表がありましたが、2024年11月に発売予定の鉄道コレクション第33弾の中に2011年まで活躍した6750系1次車が入っているようですね。
6750系というと、大手私鉄で最後まで残った釣り掛け駆動車として広く知られていますが、1次車は6000系に似た外観でありながら、貫通幌の幌座が付き精悍な顔つき、旧型車のような2段になった開閉可能な側窓、鋳鉄のブレーキシューからの鉄粉で少し汚れた車体など、外観も特徴的な車両でした。
今回は、6750系1次車の活躍を振り返ってみたいと思います。
まず、6750系1次車の概要を。
6750系1次車は、1986年に2連×2本が登場。登場当初は、6650系と呼ばれていました。
上述の通り、外観は6000系に似ていますが、足回りは旧型車からの流用で、釣り掛け駆動・自動空気ブレーキでした。
常時、2編成が併結された状態で運用に入っており、実質は1編成4両で、少々レアな車両でした。団体運用時には2両で走ったこともあるようです。
6750系では、一番初めに登場しましたが、一番最後まで残り、2011年3月に引退しました。
ここからは写真をご覧ください。矢田川を渡る6750系1次車(2007年2月、矢田~守山自衛隊前間にて撮影)。
この場所で撮影すると、2段の側窓など特徴的な外観がよくわかります。
2編成の連結面(2011年2月、栄町にて撮影)。
6750系1次車車内。
6000系に似ていますが、座席の端の仕切りの形状は、6500系・6800系・6000系の鉄仮面タイプの車両と似た造りになっていました。
扉は無塗装。
現在瀬戸線の主力の4000系も扉は無塗装で、無塗装の扉は瀬戸線の伝統と化していますが、その伝統は6750系から始まりました。
中間の運転台。
計器類は新しそうですが、マスコンは旧型で、アンバランスな感じが面白かったです。
ここからは、さよなら系統板を取り付けた姿を。
2011年1月下旬より2011年3月の引退まで、さよなら系統板が掲出されました。
平日・土曜日・日曜日、さらには栄町方と尾張瀬戸方で異なる系統板が掲出され、さすがにすべてを撮影することはできませんでした。
さよなら系統板を付けた6750系1次車(2011年2月、大森・金城学院前~印場間にて撮影)。
6600系と並ぶさよなら系統板を付けた6750系1次車(2011年2月、尾張瀬戸にて撮影)。
栄町駅に停車する6750系1次車(2011年2月撮影)。
最後になりましたが、6750系の鉄道コレクションですが、鉄道コレクション第〇弾という販売方法だとシークレットでの販売が多いですが、中には開封して販売してくれている店舗もあるので、上手く利用できればと思っております。さすがに他の車両もだと、様々な面で負担が大きすぎますから・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おわり。
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