今回は、再び九州の話題を。
西九州新幹線が開業してから、2023年9月23日で1周年を迎えました!
今回は、西九州新幹線について紹介いたします。
西九州新幹線は、整備新幹線計画の一環で計画され、武雄温泉~長崎間の66.0km(営業キロは69.6km)が先行開業しました。将来的には、新鳥栖駅で九州新幹線とつながることが計画されています。
西九州新幹線の開業により、開業以前は、特急「かもめ」で乗り換えなしだった博多~長崎間において、乗り換えが生じることになりましたが、武雄温泉駅で門司港・博多~武雄温泉間を結ぶ特急「リレーかもめ」と新幹線「かもめ」が対面で乗り換えできるようになり、乗り換えの煩わしさを少しでも和らげようと工夫されています。かつては、九州新幹線も新八代~鹿児島中央間が先行開業し、博多~新八代間が開業する前は、新八代駅で、特急「リレーつばめ」と新幹線「つばめ」が対面乗換えを行っていましたが、それと同じような感じですね。
特急料金を、新幹線と在来線の料金をそのまま合算すると割高になってしまうので、武雄温泉駅で改札を出ないで乗り継ぐ際は、新幹線と在来線それぞれの自由席特急料金を1割引し、合算するという計算方法がとられています(指定席の場合は、通常期530円・繁忙期730円を一回だけ加算)。
武雄温泉駅からレポートしていきます。武雄温泉駅は、西九州新幹線開業に伴い、美しくリニューアルされました。
駅舎内には、カフェや観光案内所が併設されています。
駅舎内にあった顔出しパネル。
新幹線の改札付近には、窓口や券売機が設置されています。
券売機の台数が随分絞られています。
こちらは、在来線側の券売機。
1台しか設置されていません。使う人が少ないんでしょうか・・・?
在来線の改札。
随分とこじんまりとしています。
新幹線の改札内に入ってみます。
新幹線「かもめ」は、すべて11番のりばからの発車になっています。
12番のりばは、現在使用されていません。
コンコースの看板。
トイレの壁画と発車案内のLED。
ホームには、既に乗車予定の「かもめ25号」が停車していました。
N700S8000番台。
車体は、JR東海やJR西日本と同じですが、外観は異なっています。
発車10分前にホームドアが開いたので、車内へ。自由席の車内。
自由席は、東海道・山陽新幹線のN700Sの普通車と同じく、2+3の座席配置となっています。
蛍光灯色の照明で、お洒落な雰囲気です。
自由席の座席。
座席そのものは、N700Sの普通車と同じです。
こんな写真をUPすると、随分空いているんだなと思われるかもしれませんが・・・
向かい側の10番のりばに武雄温泉止まりの「リレーかもめ」が到着すると、ほぼ満席になりました。
放送によると、指定席も満席だとか。海外からと思われる乗客も多く、人気の高さが伺い知れます。
かもめ25号は、武雄温泉駅を12時56分に発車。武雄温泉を発車すると、すぐにトンネルに入ります。
新幹線あるあるで、全線を通してトンネルが多かったです。
新大村の手前で、海(大村湾)が見えました。
新幹線だと一瞬ですね。
諫早駅。
こちらも武雄温泉駅と同様、綺麗に改装されていますが、新幹線・在来線ともに地平なのが特徴です。
武雄温泉から30分ほどで長崎に到着。
あっという間ですね。長崎駅の車止め。
現在は、武雄温泉~長崎間のみの運行ですが、いずれは、東京からここまで繋がることになります。
在来線ホームには、YC1系が停車していました。
電化区間ですが、西九州新幹線開業とともに、長崎本線の肥前浜~諫早間が非電化になり、諫早~長崎間に電車を配置すると、陸の孤島状態になるので、長崎駅に来る在来線の列車は気動車ばかりになりました。
特急「ふたつ星4047」も停車していました。
西九州新幹線開業とともに運行を開始したD&S列車です。
最後に、長崎駅で「かもめ」全体の写真を撮ることができたので、紹介いたします。N700S8000番台の外観。
中間車(3号車と5号車)。
列車名「かもめ」を強調したデザインが印象的です。
パンタカバーにも、「かもめ(KAMOME)」の文字とマークが描かれていました。
先頭部分を横から。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
おわり。
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