先日、特急「A列車で行こう」について紹介した際、運用を終え、疎開留置されているキハ66系や415系鋼製車について触れました。今回は、キハ66系や415系鋼製車が現役で活躍している頃の写真を紹介したいと思います。




まずは、キハ66系から。
キハ66系は、外観はキハ47形とよく似ていますが、車内は転換クロスシートで空気ばね台車を装備しており、117系のディーゼルカー版といった感じの車両です。旧国鉄時代の1974~1975年にかけて2両×15編成の30両が製造されました。
1976年には、鉄道友の会ローレル賞に選ばれています。
登場してからしばらくは、筑豊本線や篠栗線などで使用されていましたが、筑豊本線や篠栗線の電化に伴い、2001年に長崎地区に転属し、2021年の運用終了までは、長崎~佐世保間の快速「シーサイドライナー」や普通列車で活躍しました。

ここからは、写真をご覧ください。
キハ66系地上時代の長崎駅に停車するキハ66系(2003年2月撮影)。
のちにシーサイドライナー色(青色)になりましたが、この時はまだ筑豊地区から転属したばかりだったからでしょうか、白い車体に青帯のいわゆる九州標準色でした。

キハ66系地上時代の長崎駅の留置線に停車中のキハ66系(2018年5月撮影)。

キハ66系・885系・415系ステンレス車3並び885系・415系1500番台との並び(長崎にて、2018年5月撮影)。

キハ66系については、車内などもっと撮影したような気がするのですが、今回紹介できる写真は、この3枚のみ。他の写真が見つかったら、別の機会に紹介できればと思います。




ここからは、415系鋼製車について。
今回取り上げるのは、九州で活躍していた車両のみですので、ご了承ください。
415系鋼製車は、旧国鉄時代の1971年から1985年に製造され、常磐線と九州のほぼ全域で主に活躍していました。
113系や115系に外観はよく似ていますが、交直両用(交流は、50Hzと60Hzどちらも対応)となっているのが最大の特徴です。
車内は、当初はボックスシートでしたが、ロングシート化された車両が多く、415系=ロングシートのイメージをお持ちの方が多いと思います。
JR東日本に継承された常磐線の415系鋼製車は、2009年に全車廃車(一部はJR九州に譲渡)されましたが、JR九州に継承された車両は、2022年9月23日の西九州新幹線開業に伴うダイヤ改正の前日まで使用されました。
なお、415系には、211系似のステンレス車体の1500番台もおり、こちらはまだ九州各地で活躍する姿を見ることができます。
415系鋼製車別府駅に停車する415系鋼製車(2019年5月撮影)。

大分駅で883系ソニックと並ぶ415系鋼製車(2019年5月撮影)。

415系鋼製車と817系熊本駅で817系と並ぶ415系鋼製車(2020年10月撮影)。

写真の撮影地を見て頂ければわかるかと思いますが、運用範囲が非常に広く、下関から熊本や大分まで、いたるところで見ることができました。さすがに、宮崎や鹿児島で見かけたことはありませんでしたが。新幹線開業前の長崎では、鋼製車は見かけたことはありませんでしたが、ステンレスの1500番台は、よく見かけましたね。




やはり、メインは福岡地区でしょうか?415系鋼製車折尾駅で発車を待つ415系鋼製車(2018年5月撮影)。

415系鋼製車と813系813系との並び(折尾にて、2018年5月撮影)。
下関乗り入れが、415系の運用のメイン中のメインのはずですが、写真が全然ありません(苦笑)。

415系鋼製車の快速運用朝には、415系を3編成つないだ12両の快速運用もありました(吉塚にて、2019年5月撮影)。
鋼製車とステンレス車、外観は全然違いますが、走行機器はほとんど同じなので、写真のように併結しての運用もよく見かけました。
ここまできて気づいたのですが、交直流を活かした下関行きの写真が全然ないことに気づきました。

最後にリバイバル塗装の車両の写真を。15系鋼製車リバイバル塗装2000年には、2000年がミレニアム(千年紀)であることを記念し、一編成(FM5編成)が旧塗装に復元されました(小倉にて、2006ン年8月撮影)。
このFM5編成は、2012年まで旧塗装のまま運行され、2012年の3月に引退しました。

415系鋼製車についても、キハ66系と同様、写真が見つかったら、順次紹介していきたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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