キハ58系 急行「みよし」(キハ28 2329+キハ58 648)

津山まなびの鉄道館で撮影した写真と過去に撮影した写真を見比べていたら、実際に乗車したことがある車両が多く保存されていることに気づきました。

今回は、津山まなびの鉄道館の保存車両の現役時代の写真を紹介いたします。
なお、さすがにディーゼル機関車や蒸気機関車の写真はなく、気動車の写真のみご覧頂きたいと思います。





まずは、キハ181系から。
晩年は、特急「はまかぜ」で活躍していましたが、2010年11月にキハ189系に置き換えられて、定期運用から撤退となりました。
キハ181系(キハ181 12)姫路駅に停車するキハ181系「はまかぜ」(先頭車がキハ181 12、2005年2月撮影)。
この頃、「はまかぜ」用の京都総合運転所所属のキハ181系は、既にJR色への変更が進められていましたが、キハ181 12はまだ国鉄色でした。
キハ181 12は、元々は特急「いなば」用の車両で、「いなば」から撤退後の2004年に京都総合運転所に転属してきた車両だったからで、その後JR色へ変更されたそうです(津山まなびの鉄道館への保存の際に、再度国鉄色へ変更)。


キハ181系車内キハ181系の車内。

私が乗車したのは、中間車だったので、写真は、キハ181 12の車内ではありませんので、ご了承ください。
元々は、ノンリクライニングのシートだったそうなのですが、リクライニングシートに改装されていました。

続いてキハ33形について。
キハ33形は、50系客車の改造により登場した車両で、キハ33 1001とキハ33 1002の2両が製造されました。
2010年3月に2両とも引退となっています。キハ33形津山まなびの鉄道館で保存されているキハ33 1001の写真はなかったので、キハ33 1002の写真を(2005年2月、浜坂にて撮影)。
キハ40系などとも併結が可能で、併結して運用に入っていました。





ここからは、キハ52形を。
キハ52形は、大糸線で2010年まで運転されましたが、キハ120形に置き換えられました。
津山まなびの鉄道館で保存されているキハ52 115と一緒に活躍していたキハ52 125は、大糸線での運用終了後いすみ鉄道に譲渡され、現在も現役で活躍中です。キハ52 115糸魚川駅で発車を待つキハ52 115(2005年12月撮影)。

キハ52 115車内ボックスシートが並ぶ車内。
この時は非常に寒かったのですが、車内は暖房が効いており、非常に暖かかったのが印象に残っています。

窓枠の下には栓抜きがありました。
窓枠の落書きは、本当によく見ますね(個人名は伏せてあります)。

久々にいすみ鉄道で、旧国鉄車の走りを楽しんでみるのもいいかもしれません(土曜限定でキハ52 125が走行)。




最後に、キハ58系を。
津山まなびの鉄道館で保存されている2両(キハ28 2329とキハ58 563)は、元々は、広島~三次・備後落合間の急行「みよし」で運転されていました。2007年7月1日の改正で急行「みよし」が、快速「みよしライナー」に統合される形で消滅したあとは、みよし色から旧国鉄色に塗装を変更され、”みまさかスローライフ列車”などのイベント列車で運転。2010年11月20・21日に運転された「ありがとう『キハ28・58』号」で、現役を引退しました。キハ58系 急行「みよし」(キハ28 2329+キハ58 648)三次駅で発車を待つ急行「みよし」のキハ28 2329(後ろはキハ58 648、2005年8月撮影)。

キハ28 2329車内キハ28 2329車内。
料金が必要な優等列車にも関わらず優先座席があるのが、違和感を感じますね。
普通列車での運用もあったからだと思われます。

後ろに連結されていたキハ58 648は、内装の更新がなされており、座席がバケットタイプになっていました。

キハ58系とキハ47系キハ58系の急行「みよし」とキハ47系との並び(2005年8月、三次にて)。
キハ47系と並ぶと、キハ58系の格式のようなものを感じたのが、思い出されます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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