今回は、キハ85系について取り上げます。
先日、JR東海より、2023年7月1日(土)より、名古屋と新宮・紀伊勝浦間を結ぶ特急「南紀」にHC85系が投入され、これまでキハ85系で運転されていたすべての列車がHC85系に置き換えられる旨発表されました。
JR東海のHPには、”キハ85系の運転を終了”するとの記載があるため、京丹後鉄道へ譲渡された4両を除き、全車引退となるようです。
キハ85系の引退に伴い、2023年6月24日(土)及び6月25日(日)には、臨時特急「ありがとうキハ85系南紀」号の運転が、2023年7月8日(土)及び7月9日(日)には、臨時特急「さよならキハ85系」号の運転が予定されており、「さよならキハ85系」号は、久々に高山本線を走行するようです。
今回は、キハ85系の活躍を写真で振り返ってみたいと思います。
なお、キハ85系の概要や「南紀」号の乗車記については、ワイドビュー南紀 ~魅惑のハイパワー特急~ <前編>・ワイドビュー南紀 ~魅惑のハイパワー特急~ <中編>・ワイドビュー南紀 ~魅惑のハイパワー特急~ <後編>で取り上げていますので、是非ご覧ください。
”写真で振り返る”と言っても、遠くまで行ってということは難しく、都市部近郊での写真が中心です。美濃太田駅に停車する特急「ひだ」(2022年11月撮影)。
長森~那加間にて(2022年7月撮影)。
流線型の美しい姿(美濃太田にて、2022年11月撮影)。
富山行きの先頭のキロ85形グリーン車は、3列シートで前面展望も良好なスーパー仕様でした。
乗車する機会は残念ながらありませんでしたが、前面展望を楽しみながら、グリーン車のゆったりとした座席でくつろぐのは、非常に優雅だったことでしょう。
坂祝~美濃太田間にて(2022年11月撮影)。
各務ヶ原~鵜沼間にて(2023年2月撮影)。
非貫通型先頭車の優美な姿、貫通型先頭車の少し武骨な姿、どちらも格好よく、多くの人が魅了されました。
貫通型先頭車同士の連結(名古屋にて、2021年9月撮影)。
キハ75系の快速みえとの並び(名古屋にて、2021年9月撮影)。
227系との並び(紀伊勝浦にて、2022年8月撮影)。
HC85系との並び(京都鉄道博物館にて、2023年2月撮影)。
この時京都鉄道博物館で展示されたキハ85系2両(写真に写っている手前からキハ85-12とキハ85-3)とのちに回送された2両(キハ85-6とキハ85-7)が、京丹後鉄道に譲渡されました。
京丹後鉄道では、KTR8500形と呼ばれることになったそうで、今後の活躍が非常に楽しみです。
車内や座席も見てみましょう。普通車車内。
窓枠近くまである大きな窓とゆったりとした座席が、キハ85系の最大の特徴です。
前面展望も良好!
HC85系には、残念ながら素晴らしい前面展望は受け継がれませんでしたが、次世代の車両は、前面展望も楽しめる新型”ワイドビュー”を期待したいです。
最後になりましたが、せっかく臨時列車まで運転して頂けるのです。
乗車や撮影の際には、ルールやマナーを遵守し、他の乗客や鉄道職員などに迷惑をかけないようお願いします。
キハ85系のラストランが、有終の美を飾れるよう皆で協力していきたいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
おわり。