キハ85系 ワイドビュー南紀

ワイドビュー南紀 ~魅惑のハイパワー特急~ <前編>のつづきです。




新宮からはJR東海区間に入ります。JR東海区間に入ると、非電化となりますが、軌道はJR西日本区間よりも整備されており、PC枕木に重軌条レール、ポイントは高速通過可能な弾性ポイントで、JR西日本区間よりも快調に進んでいきます。

カーブも速度を落とさず走行。
スーパーはくとのような振子式車両には及びませんが、普通列車よりも速く走ることができます(速度制限の標識の一番上がキハ85系の速度制限)。
多気までの最高速度は85㎞/hとなっているのですが、意外と迫力がありました。

列車は山間をどんどん進んでいきます。”山を攻める”という表現がよく似合うような気がします。

途中、動物(鹿)に注意を促す標識が設置されているところがありました。 道路では”動物に注意”の標識は山間部だとよく見かけますが、鉄道では珍しい気がします。
今回乗車したキハ85-14には設置されていませんでしたが、鹿用の衝撃緩和装置(いわゆる鹿バンパー)が設置されている車両もあり、それだけ鹿と衝突する事故が多いのでしょう。

山間を走る紀勢本線ですが、時折車窓に海が現れます。海はずっと見えるわけではありませんが、海に近いところを走るので、時々海が車窓に現れます。




ここから車内の様子を見てみましょう。キハ85系車内車内。
座席が一段高いハイデッカーとなっています。
普通車ですが、カーペットが敷かれており、豪華な雰囲気です。

座席が一段高い位置にあるため、窓枠がひじ掛けの横に。迫力がある景色が楽しめます。

キハ85系 足のせ足のせ。
普通車ですが、足のせが設置されています。
先日乗車したスーパーはくとにも設置されていましたが、1990年代までの流行りだったのでしょうか?

キハ85系先頭部先回も上げた先頭部。
助士席側には運行記録装置が設置されていますが、座席が一段高くなっているので、展望にはあまり影響はありません。

先頭部には、客室部にもカーテンが設置されています。
乗務員室内に設置されているのはよく見かけますが、客室側に設置されているのは珍しい気がします。





デッキ部分も見てみましょう。

乗降扉と通路。
通路にはトイレが設置されています。全車両がトイレ付きという豪華仕様(?)でしたが、たまたまなのでしょうかね?

もちろん(?)デッキにはくずもの入れが設置されています。

プレート類もご覧ください。車番のプレート。

日本車輛の製造銘板。
元々は青色もしくは白色だったのでしょうか? 色褪せてしまっているのが少し残念です。

ワイドビュー南紀 ~魅惑のハイパワー特急~ <後編>につづく。


投稿者 めいはん

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