先回、313系8000番台で運転されるホームライナーについて取り上げましたが、今回は313系8000番台について車内など細かくレポートします。313系8000番台は、1999年12月改正で新設された座席定員制列車セントラルライナー用の車両として1999年に登場。朝ラッシュ時は普通や快速列車として、昼間から夕方にかけては、セントラルライナーとして使用されてきました。夕方のホームライナーでも使用されるようになったのは、2008年3月改正からで、2013年3月改正でのセントラルライナーの廃止後は、昼間も211系や他の番台の313系と同じように、快速や普通列車での運用に入るようになり、乗車券の他に特別料金がいる列車での運用は、先回紹介した下りのホームライナー瑞浪3本が残るのみとなっています。
313系8000番台で運転されていたセントラルライナー(2006年9月、高蔵寺にて撮影)。
”銭取る”とも言われ、特に昼間時間帯は乗車率が良くなかったようで、2013年に廃止になりました。
車内を見てみましょう。特別料金がいる列車でも使用されることもあり、扉付近の仕切りや横引きカーテンなど他の番台の313系よりも豪華な雰囲気になっています。
座席。
写真ではほとんど見分けはつきませんが、他の番台の転換クロスシート採用の313系よりも、背もたれが高くしっかりとした造りの座席です。
先回も触れましたが、枕カバーの端にはチケットホルダーが設けられており、ホームライナーでの運用時に使用されています。
車端部はコンパートメント仕様となっており、大き目のテーブルが設けられています。
トイレの前は車椅子利用者に対応したコンパートメント仕様の座席になっています。
全員が着席する座席定員制での使用が前提だからでしょうか、扉の上に加え、枕木方向にもLEDの案内表示が設置されています。
長時間での停車時に対応するためでしょうか? 乗降扉には、半自動対応の押しボタンが設置されています。
台車もご覧ください。モーター付き車両の台車。
C-DT63A形。
制御車(モーターがない車両)の台車。
C-TR251形。
最後に2編成の連結面を。
近々登場する315系の登場により、様々な噂が飛び交っていますが、8000番台はこれからも虎の子のような313系であって欲しいと個人的には思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
おわり。