JR四国2700系

先日、四国方面に行って参りました。
今回より、乗車した車両や見たものをレポートしていきます。
外部ブログやインスタグラムも活用する予定です。

今回は、岡山から高知間で乗車した。2700系気動車の特急 南風についてレポートいたします。




2700系気動車は、気動車としては世界初の制御付自然振子を採用した2000系気動車の置き換え用の車両として、2019年に登場しました。
元々、JR四国では、先に2600系気動車が登場し、土讃線などに投入予定だったのですが、2600系の車体傾斜装置は空気ばね式であり、カーブが連続する土讃線には向かないと判断され、2600系をベースに、車体傾斜装置を制御付自然振子装置にした2700系が開発されました。
2020年、鉄道友の会のローレル賞を受賞。近年の車両での車体傾斜装置は、空気ばね式が主流であり、新形式としては18年ぶりとなる制御付き振子の採用で、優れた技術を継承したことと、特急用車両として技術や設備の完成度が高く優れていることが評価されての受賞でした。
現在、特急 南風と特急 しまんとの全列車のほか、特急 うずしおや一部の特急 あしずりで運用されています。





ここからは、写真で紹介しましょう。
JR四国2700系岡山駅を発車前の2700系南風。
高知寄りの先頭車は、グリーン車となっています。先代の2000系気動車は、グリーン車の先頭車は非貫通型のパノラマタイプでしたが、2700系はどちらも貫通型です。

2700系 ロゴ車端部には、” EXPRESS2700” のロゴマークが描かれています。

 

2700系LED
2700系LED
側面のLED表示。
”特急 南風”と”特急 高知行”が交互に表示されます。

毎度の如く自由席に乗車します。
指定席と自由席が混在している2号車に乗車。
少しわかりにくいですが、指定席部分(1~9番)は座席の枕カバーが紺色になっています。

2700系座席座席。
名鉄の2000系と座り心地が似ているように感じました。

デッキには、荷物置き場が設置されています。

なお、各車両のデッキにトイレはあるものの洗面台はなく、やや簡素な感じがしました。




岡山~高知間の所要時間は2時間40分ほど。車窓をほんの少しだけ紹介します。
なお、夕方に乗車し、途中で暗くなってしまったので、大歩危周辺の写真はありません。
瀬戸大橋の橋梁上より。
夕日に照らされる海や島々が美しかったです。

坂出付近の工場群。

瀬戸大橋線内は、比較的ゆっくりとした走りでしたが、土讃線に入ると自慢の振子を活かし、最高速度120km/hでかっ飛ばしていきます。

善通寺で四国まんなか千年ものがたりとすれ違いました。観光列車も一度は乗車してみたいですね。

琴平を過ぎて、非電化区間に入ると景色がのどかに。
これ以後は、暗くなってしまったので、写真はありません。

高知に到着すると、反対ホームには2000系の特急 あしずりが停車していました。2700系に置き換えられてしまった車両もいますが、あしずりでは主力として活躍中です。

駅前の跨線橋より。
新しい駅舎に2700系のスタイリッシュな車体がよく似合っていました。

次回は、元名鉄のとさでん交通590形について取り上げる予定です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA