最近、更新頻度が低下し、楽しみにされている方にはご迷惑をお掛けいたしております。

以前、2024年秋から社会人兼学生となったという話を以前X(旧Twitter)に挙げたかと思いますが、学生のほうのレポートの分量が非常に多く、やむなく更新を休止させていただきました。
1月下旬になり、レポートが一段落ついたので、再び更新していこうと思った矢先、今度は諸事情で一旦引越しをすることになり、引越しの準備で忙しくなり、更新が滞っている状態です。

今回は、存廃問題で揺れている富山地鉄についてとりあげます。
とりあえず、2026年度の路線廃止はなく、運行が継続されるようですね(詳しくはこちら)。
あいの風とやま鉄道と並行している滑川~新魚津間の存廃の議論が引き続き行われるなど、先行きは厳しいようですが、2026年3月14日に予定されているダイヤ改正(2026年2月13日発表、詳細は富山地鉄HP参照)では、電鉄富山と立山を結ぶ特急「立山号」に途中の駅はすべて通過するノンストップの列車ができたり(4月15日からの運行及び「スーパーたてやま号」となる旨報道あり)、新黒部と宇奈月温泉を結ぶ特急「くろべ号」が、あいの風とやま鉄道との接続を強化するため、新魚津発着(新魚津~宇奈月温泉間の運行)になるなど意欲的な改正となるようです。2026年3月8日には、3月8日限定で利用できる軌道線以外の電車全線を一日100円で乗れる1日乗車券の発売も予定されており、少しでも利用者を増やそうとの思いが伝わってきます。

今回は、2025年11月末に富山地鉄に乗車して宇奈月温泉に行ったので、乗車してみて感じたことをもとに現状を考察してみたいと思います。




まずは、乗車レポートを簡単にしましょう。
電鉄富山駅から宇奈月温泉行きに乗車します。高架化工事のため、現在、電鉄富山駅は仮駅での営業ですが、名物の系統板置き場は変わらずありました。
特急「うなづき号」のものや急行運用時に使用するものなど、現在使われていないものも置かれています。

 

宇奈月温泉行きは、元西武レッドアローの16010系16011編成。
宇奈月温泉まで長時間乗るのに、オールロングシートの元東急車だったらどうしようかと思っていました(苦笑)。

車内はリクライニングシート装備で快適なはずなのですが・・・座席の回転機構が壊れたのか変な向きになっているところがあったり、ビニール製の枕カバーが汚れていたりと残念ながら整備が行き届いていない点が目についてしましました。
宇奈月温泉まで1時間50分弱の所要時間、かなり気になってしまいました。

宇奈月温泉駅で見かけた14760形14767編成を見かけました。14768号の方向幕が壊れてしまっているようで、行き先が運転台に掲げられていました。
こちらも整備が追い付いていないのでしょうか・・・?

平日だったからでしょうか、宇奈月温泉駅周辺は閑散としていました。




ここからはダイヤや運賃について考察してみます。
富山地鉄は、普通列車でも速いイメージがあったのですが、乗車してみて、列車のスピードが以前よりも遅くなってしまったように感じました。
手元に以前乗車した2018年の時刻表があり、確認してみたところ、当時はほとんどの列車が電鉄富山~宇奈月温泉間を1時間40分ほどで結んでいたのに対し、今回乗車した列車は、電鉄富山から宇奈月温泉まで1時間50分強もかかっており、遅くなったと感じたのも頷けます。富山地鉄のHPで閲覧できる全線の時刻表で確認してみたところ、少ないものの、電鉄富山~宇奈月温泉間を1時間40分で走破する列車も残っているようですね。

時刻表を比較して、列車本数も、2018年は電鉄富山~宇奈月温泉間を走る列車が昼間でも1時間に1本はありましたが、現在は2時間以上間隔が空く時間帯もあり、沿線で観光や撮影をしながら宇奈月温泉へ向かうというのは難しくなってしまいました。電鉄富山~上市間と新魚津~宇奈月温泉間はまだそれなりに列車の本数があるので、撮影はその間で行うしかなさそうです。中加積駅付近を快走する14760形の特急(2013年5月撮影)。
現在は、電鉄富山からの宇奈月温泉行きの特急列車の運転はありません。
電鉄富山~上市間と新魚津~宇奈月温泉間はまだそれなりに列車の本数がありますが、この写真を撮影した中加積駅を含む上市~新魚津間は、現在は昼間時間帯2時間毎の運転となってしまっています。3月14日に予定されているダイヤ改正で少しでも改善されればいいのですが・・・

列車本数や運賃について、平行するあいの風とやま鉄道と比較してみましょう。(電鉄)富山~(新)魚津間で比較してみます。所要時間は現在電鉄富山と新魚津間を結ぶ特急列車は走っていませんが、走ったと仮定します。所要時間は、富山地鉄が40分なのに対しあいの風が25分、運転本数は、2時間空くこともある富山地鉄に対して、どんなに空いても1時間で、30分毎に来る時間帯もあるあいの風、運賃は富山地鉄が810円(ICカード割引運賃、普通運賃は900円)なのに対し、あいの風は600円、所要時間、運転本数、運賃どれもが大幅に負けており、勝ち目はなさそうです。

こうなると、立山や宇奈月温泉という有名な観光地へ富山から乗り換えなしでいけることや車両の快適さを売りにするしかない気がします。私も昔あたったことがあるのですが、せめてオールロングシートの元東急車の長距離運用や特急運用はやめてみてはと思います。先日も、X(旧Twitter)で元東急車が宇奈月温泉と立山間を結ぶアルペン特急に使用されたという記事を見ました。富山地鉄の特急に乗るには、200円または400円の特急料金が必要です。2026年4月1日からは、さらに大人で200円値上げとなるとの報道がなされています。特急料金は速達料金というのはもちろん間違いではないのですが、現行400円で値上げすると600円になる高い特急料金を払って、固いロングシートで宇奈月温泉から立山まで揺られた人は、今後二度と乗ろうとは思わない気がします。

伊賀鉄道や養老鉄道に行った元東急車のように一部でもクロスシートを装備してみてはと思うのですが、難しいのでしょうかね・・・?養老鉄道7700系の転換クロスシート(2020年撮影)。
改造で設置されたもので、富山地鉄のオールロングシート車でもこのような改造がなされることを期待したいです。




富山地鉄は、乗降客数の減少に悩まされていますが、11月に宇奈月を訪れた際に併せて乗車した黒部峡谷鉄道は、多くの乗客がいました。平日だったのに、車内はほぼ満席でビックリしました。
2024年の能登半島地震の影響により、途中の猫又までの往復運転にも関わらずです。

”宇奈月温泉駅周辺は閑散としていた”って上で書いているのに矛盾しているじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、黒部峡谷の宇奈月駅前まで観光バスで来ているようでした。
旅行会社とうまく連携し、ダブルデッカーエキスプレスなどの観光列車をパッケージ旅行に組み込んでもらうなど、観光バスで黒部峡谷鉄道に乗りに来ている人たちに少しでも地鉄に乗ってもらえるような取り組みができれば、利用者をもう少し増やすことができるかもしれません。10033編成ダブルデッカーエキスプレス(2013年10月、中加積~西加積にて撮影)。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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