今回は、保存車両の話題を取り上げたいと思います。
当サイトをご覧の皆様ならお気づきでしょうが、今年は、幾度と徳島県を訪れています。保存車両も積極的に見学していたので、今回は徳島県で保存されている4つの車両を紹介したいと思います。





まずは、鳴門で保存される蒸気機関車C11 66から。
鳴門駅近くの撫養第三公園で、蒸気機関車C11 66が保存されています。
2023年10月6日から2024年1月6日まで、鳴門市によるガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税制度を利用して行うクラウドファンディングのこと)が行われ、話題となりましたね。私も微力ながら支援させていただきました。

写真をご覧ください。

クラウドファンディングで集まったお金により、再塗装などの修繕が行われたので、非常に綺麗でした。

運転台にも入れました。

運転席に機関士の服を着たマネキンが座っているのが面白いですね。

C11 66を説明した看板。
保存されてからすでに50年以上経つんですね。

車両の整備は、「鳴門市の蒸気機関車C11 66を守る会」が中心となって行っているようです。

「鳴門市の蒸気機関車C11 66を守る会」が中心になって行った再塗装の様子などが掲示されていました。
これからも末永く、保存されることを願ってやみません。




続いて、徳島の中心地、徳島駅近くで保存される蒸気機関車を紹介いたします。徳島駅近くの徳島中央公園で、蒸気機関車8620形68692号が保存されています。

写真をご覧ください。床下などに入れないよう網目状の柵が設けられています。

ホームには徳島駅の駅名板が設けられていました。

駅に止まっているように屋根と簡単な駅舎が設けられています。

こうやってみると、実際に運行中の列車みたいですね。

運転台には入れないよう入口に柵が設けられていました。

柵の隙間から。
機器類が白色に塗られており、違和感を感じます。

68692号を説明した看板。
鳴門のC11 66と同じ1970年から保存されているようです。こちらも保存されてからすでに50年以上経つんですね。

68692号から急カーブでレールが伸びていました。

レールの先のトンネルには、徳島県内の路線の開業日が描かれた路線図が書かれていました。

68692号は、徳島駅から歩いても10分もかからないところで保存されています。徳島を訪れた際は、ぜひ見学なさってはいかがでしょうか?




ここからは、これまで取り上げた蒸気機関車とは離れた阿佐海岸鉄道の海部駅で保存されている車両を紹介いたします。

阿佐海岸鉄道は、全列車がDMV化されて運行中ですが、DMV化までに活躍した気動車が保存されています。海部駅に保存されるASA-100形ASA-101号。
DMV化で使用されなくなった線路上で保存されています。
ASA-100形ASA-101号は、1992年3月の阿佐海岸鉄道阿佐東線海部~甲浦間の開業から2020年11月30日の気動車での運行終了まで使用された車両で、土佐くろしお鉄道TKT-8000形をもとにして製造されました。

ASA-101号の台車。
なんだか簡素な感じがしますね。

正面から。
構内踏切から撮影しました。
ASA-101号が保存されているホームが立入禁止になっていたこともあり、車内の見学はもちろん中の様子を伺うこともできませんでした。

宍喰駅近くの車両基地の脇には、ASA-300形ASA-301号が保存されています。
ASA-300形ASA-301号は、元高千穂鉄道TR-200形TR-201号で、2009年から2020年11月30日の気動車での運行終了まで阿佐海岸鉄道で使用されました。
こちらは、現在公開されていませんが、同型車のTR-202号は、高千穂駅跡で動態保存されているので、高千穂駅跡の見学もお勧めいたします。

最後になりましたが、今回紹介した車両が、これからも末永く保存されることを願ってやみません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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