現在、大阪の夢洲で開催中の大阪・関西万博は大盛り上がりで、非常に多くの方が見学に訪れられているようです。
弊サイトでもこちらでとりあげました。
閉幕までもう一度は行ければと思っています。

日本で万博が開催されるのは、20年ぶりですが、20年前は愛知県で行われた「愛・地球博」でした。
なお、愛・地球博が行われてから20周年となることを記念して、2025年3月25日から2025年9月25日まで、愛・地球博の長久手会場だった愛・地球博記念公園と瀬戸会場だった海上の森で”愛・地球博20祭”が行われています。

今回は、先日、愛・地球博20祭の一環で行われている愛・地球博記念館での特別展示を見てきたので、前半では特別展示の紹介を、後半では20年前の愛・地球博での写真を用いて、愛・地球博の思い出を振り返ってみたいと思います。愛・地球博の公式サイトがまだ残っているので、こちらもご覧ください。





まずは、愛・地球博記念公園内にある愛・地球博記念館での特別展示について。愛・地球博記念館は、愛・地球博が開催されていた時は迎賓館と呼ばれていて、国賓や皇族の方が来場された際に使用されていたところです。
愛・地球博20祭の一環で、2025年3月25日から2025年9月25日まで、愛・地球博の意義や成果、展示されていたものを紹介する展示が行われています。

入場料はなんと無料! リニモに乗りに行った際や、ジブリパークの見学の際に訪れてみてもいいかもしれません。

愛・地球博のキャラクター、森の精”モリゾー”と”キッコロ”が迎えてくれました。

入口には、特別展示がなされている旨記されています。

中に入ると、愛・地球博の会場の模型が目に入ります。グローバル・ループがあったり、展覧車があったりと当時を思い出させてくれます。

パネル展示では、開催への時代背景や展示されていたものなどについて説明されています。

IMTSなど園内で展示されていた交通システムについても説明されていました。

元々、”迎賓館”なので、貴賓室があります。
室内が公開されていました。

貴賓室なだけあって、豪華で落ち着いた雰囲気です。
モリゾーとキッコロが雰囲気によくあっています。

順路に沿ってさらに進みます。愛・地球博で展示されたもので、現在でも活用されているものが一覧になってまとめられていました。
細かいものだと、会場で使用されたトイレが他の施設に移設されて活用されたなんてものもありますが、さすがに記載されていませんでした。

錦川鉄道へ行ったグローバル・トラムは、もちろん記載されていました。
弊サイトでも以前とりあげたので、ご存知の方も多いと思います。

グローバル・トラムは、モックアップも置かれていて、撮影スポットになっていました。

さらに進むと、愛・地球博で展示されていたものが一堂に並べて置かれていました。

どのようなものが展示されていたか記憶が蘇ってきます。
懐かしい気持ちになりますね。

出口では、愛らしいモリゾーとキッコロが見送ってくれました。

名鉄で、3300系に3301Fに愛・地球博20祭をPRするラッピングが施され、2月下旬から運行されています。神宮前~金山間にて撮影。
この編成は、最近運行されているポケモンのラッピングトレインとは異なり、運用は公開されていません。
乗りたい場合・撮影したい場合は、運用系のサイトでの情報をもとに予想が必要です。
ラッピング終了日は公開されていませんが、愛・地球博20祭が終わる2025年9月下旬までと思われます。




ここからは、愛・地球博の時の写真で、当時の記憶を振り返ってみたいと思います。

上述の通り長久手会場と瀬戸会場があり、ゴンドラや燃料電池バスで結ばれていました。長久手会場での写真は多数ありましたが、瀬戸会場で撮ったと思われる写真はほとんど見当たりませんでした。ということで、ここからの写真は、特記がない場合は長久手会場での写真です。

長久手会場は、愛知青少年公園の敷地を利用して設けられ、現在は愛・地球博記念公園になっています。2022年には、園内に”となりのトトロ”や”天空の城ラピュタ”などのジブリの世界を体感できるジブリパークが開業しました。愛・地球博の北ゲート(2005年9月撮影)。
現在開催中の大阪・関西万博でも報じられていますが、この時も「〇日の入場者数は×万人だった」と毎日報じられていました。

愛知県は観覧車が非常に多いことで有名ですが、愛・地球博の会場では、展覧車という観覧車と現在も残っている大観覧車の2か所ありました。
入場料だけで乗れた展覧車の中からの写真で、会場周辺の様子を振り返ってみます。リニモ万博会場(現:愛・地球博記念公園)駅。

グローバル・ループ周辺。

グローバル・ループ上を走るグローバル・トラム。

展覧車は写真のような構造になっていて、屋内の展示と外の景色が一度に楽しめるのりものでした。
たしか、入場料だけで乗れたと思います。

次は、万博らしく(?)各国の展示や食事について振り返ってみましょう。タンザニアの展示。

屋外のステージ。

食事。
どこの国の食事かは残念ながら記憶がありません。
ただ、大阪・関西万博よりも値段は安く、1プレートで1000円しなかったような気がします。

タイパビリオンの前に置かれていた像。

中央アジア共同館のタジキスタンブースで展示されていた巨大な仏像。

つづいて、企業などの展示を振り返ってみましょう。警備ロボ。
pepperなど、人型のロボットが普及しだしたのはこの頃からでしたね。

大地の塔。
名古屋市パビリオンの目玉で、中は万華鏡のようになっていたようです。

大観覧車。
こちらは現在でも残っていますね。

モリゾーとキッコロの生垣。
こちらも現在も残されており、すっかり年季が入った感じになっています。

現在も残るサツキとメイの家。
現在のジブリパークの先駆けとなる施設です。

JR東海のパビリオン「超伝導リニア館」の前で展示されていたMLX01-01。
現在は、金城ふ頭のリニア鉄道館で展示されています。

ワンダーサーカス電力館。

トラムのような乗り物に乗って、展示物を見学したようです。
展示内容については、残念ながら記憶にありません。

トヨタ館。

企業系のパビリオンの人気は非常に高く、結局見学できたのは、超伝導リニア館とワンダーサーカス電力館だった記憶があります。




ここからは、愛・地球博で乗ることができた先進的な乗り物について取り上げます。
当サイトをご覧の皆様でしたら、待ち望んでおられた方は多いのではないでしょうか?長久手会場と瀬戸会場を結んでいた燃料電池バス。
万博終了後は、中部国際空港などで活躍していましたが、現在もどこかで走っているのでしょうかね・・・?

IMTS。
ガイドウェイバスをさらに進化させたような、専用路では電磁誘導により、自動で誘導・運転され、通常の道路では運転士が通常のバスのように運転する新しい交通システムです。
愛・地球博では、IMTS専用路区間は、国道交通省により認可された第一種鉄道の扱いになっていました。

IMTSの車内。
長時間の乗車には向かなそうですね。

キッコロゴンドラ。
モリゾーゴンドラが長久手会場と瀬戸会場を結んでいて、無料で乗れたのに対し、長久手会場会場内完結で有料だったのがキッコロゴンドラでした。

展覧車やワンダーサーカス電力館とキッコロゴンドラ。

夕方の風景。
キッコロゴンドラは、万博内の風景のよいアクセントになっていましたね。

グローバル・トラム。
現在、錦川鉄道のとことこトレインで活躍中の02編成と03編成の写真がありました。
人が多いグローバル・ループの上を走っていたので、誘導員が先導していました。

停留所で客扱い中のグローバル・トラム。
後ろには、キッコロゴンドラが走っており、愛・地球博を象徴する光景ではないでしょうか・・・?

最後に、周辺の鉄道について少しだけ述べたいと思います。地下鉄東山線を走る5000形や5050形の全面にモリゾーとキッコロのヘッドマークが掲げられていました。

211系のエキスポシャトル。
もっと写真がありそうなものですが、全然撮っていないんですよね・・・

快速エキスポシャトルの方向幕。
エキスポシャトルは、2005年3月1日から9月30日までの期間限定で、名古屋と愛知環状鉄道の(万博)八草駅の間を中央線経由で結んでいた万博のアクセスに対応した列車で、快速と普通が走っていました。どちらも愛知環状鉄道線内(高蔵寺~万博八草間)の停車駅はなく、普通列車は、中央線内各駅停車、快速エキスポシャトルは、中央線の大曽根~高蔵寺間ノンストップで運行していました。
ほとんどが211系5000番台での運行でしたが、特に混雑したときには、113系での運行もあったようで・・・ 撮影していないのが悔やまれます。

 

大阪・関西万博も残り期間が少なくなってきましたが、愛・地球博20祭も残り1か月を切りました。
企画展の見学がまだの方はぜひお早めに行かれることをお勧めします。
なお、まだまだ残暑が厳しいので、お出かけの際には、熱中症には十分お気を付けください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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