今回も1990年に廃線になった鍛冶屋線について。

先回紹介した旧鍛冶屋駅から野村(現在の西脇市)方の中村町駅間の一部が、歩っ歩の道(ぽっぽのみち)または水と風の遊歩道と呼ばれる遊歩道になっていたので、レポートいたします。




鍛冶屋駅から歩いていきます。先回、鍛冶屋駅へのアクセスについて触れていなかったので、こちらで。
鍛冶屋駅へは、西脇市駅から神姫バス山寄上行きまたは鳥羽上行きバスに乗り、鍛冶屋バス停で下車すぐです。
バスは、1時間~2時間に1本ぐらいの運行で、運行本数はあまり多くないので注意が必要です。

鍛冶屋バス停の脇には、バスの車庫があり、バスの車庫の脇(写真の右側)が、鍛冶屋線の廃線跡を活用した遊歩道になっています。

遊歩道の入口には、”JR鍛冶屋線跡道路”の看板があり、廃線跡であることを教えてくれます。
写真の左前に写っている建物が鍛冶屋駅で、右前がバスの車庫です。

遊歩道に入ってすぐのところが、広場になっています。
広場の部分が鍛冶屋駅の構内だったそうです。
鍛冶屋線が廃線になったころの鍛冶屋駅は、ホーム一面・線路2線だったそうなのですが、元々は農産物を運ぶ貨物輸送の拠点だったそうで、構内は広かったのでしょう。

鍛冶屋駅跡の広場を出ると、遊歩道になります。

信号ボックスが残っていました。
いかにも鉄道の廃線跡らしいですね。

途中、休憩できるようベンチが設けられています。

なだらかなカーブが、いかにも鉄道の廃線跡といった感じがします。




途中、杉原川を渡ります。

橋梁には、現在若桜鉄道で展示運転されているC12 167についての記載がありました。

橋梁を横から。
横から見ると、いかにも鉄道橋らしい造りをしています。
ここ、列車が走っていた頃は、よい撮影地だったのではないでしょうか・・・?

さらに進むと、再び広場になり、遊歩道は終点となります。ここから先の廃線跡は、道路に転用されています。

遊歩道への出入口。
こうやって見ると、元々は鉄道の廃線跡であることはわかりにくいかもしれません。

上述のとおり、遊歩道の先の廃線跡は道路に転用されています。県道86号になっています。
元鉄道ということで、カーブがなだらかで非常に走りやすいのではないでしょうか。

最後になりましたが、”水と風の遊歩道”のほかにも野村(現在の西脇市)~西脇間の廃線跡が遊歩道になっているそうです。次回訪れた際は、こちらも是非見に行ってみたいと思っております。

鍛冶屋線の保存車両と廃線跡 3へつづく。


投稿者 めいはん

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