3400系

”いもむし”として親しまれた3400系の最終運行からもう20年も経つのですね。
今回は、3400系の活躍を振り返ってみたいと思います。





初めに3400系の概略を。
3400系は、1937年に2連3本の6両(3401F:3401-2401、3402F:3402-2402、3403F:3403-2403の3本)が製造されました。
当時流行していた流線型のスタイルを採用し、床下前面をスカートで覆った優美な姿で登場し、緑色の塗装から”いもむし”との愛称で親しまれました。
”いもむし”というと、何となく遅そうな感じがしますが、高性能な主電動機や回生制動の採用で、最高速度110km/hが出せたそうで、当時としては非常に高性能だったそうです。
戦後、中間車が増備され4連化や他車と性能を合せる(最高速度は100km/hに)などの改造や前面窓の連続窓化を行った特別整備が実施され、活躍してきましたが、1988年に3401Fと3402Fが廃車、3403Fは中間車は廃車されましたが、先頭2両は動態保存されることになり、3401F(3401-2401)に改番の上、引き続き使用されることになりました。
動態保存されることになった3401F2両は、広見線や小牧線などの主に犬山地区にて、独立運用が組まれました。
1992年、鉄道友の会のエバーグリーン賞(長年にわたり活躍し、なおかつ現役または保存されている鉄道車両に授与されていた、現在は廃止)を受賞したのを機に登場当初の塗装に変更、その後、1994年には冷房化改造、1997年には7300系の廃車発生品の台車(FS-36)への交換と改造が行われましたが、老朽化には勝てず、2001年9月30日で定期運用は消滅。定期運用からの撤退後は、団体臨時列車などで使用されましたが、2002年8月31日の臨時運用で引退することになりました。
最後の運用となった2002年8月には、団体記念列車の運行及び伊奈駅での撮影会が実施されたほか、団体記念列車の運行日以外の2002年8月中の土曜・日曜には広見線・各務原線の定期列車で運行されました。
引退後は、舞木定期検査場に回送され、舞木定期検査場で保管されてきましたが、岐阜方先頭車のク2401号は2006年5月に名電築港に回送され解体、豊橋方の先頭車のモ3401号は、舞木定期検査場のテニスコート内に保存され、舞木定期検査場の公開イベントの時などに見ることができます。





前置きがやや長くなりましたが、写真を紹介。
と言っても、年少期だったこともあり、写真はあまり多くありません。明智駅に入線する3400系明智駅に入線する3400系(1997年3月撮影)。
現在では、昼間は明智駅での交換は行われていませんが、当時は必ず明智駅での交換が行われていました。
八百津行きも合せて発着していたので、列車が到着する際は、そこそこ賑わっていたような記憶があります。現在では、無人駅になっていますが、当時は駅係員もいました。

もう一枚明智駅での写真を。と言っても再掲ですが。
八百津線の廃止を記念し、名称列車”蘇水湖号”の復刻運転が行われた時の光景です(2001年9月29日撮影)。

ここからは、運行最終日の2002年8月31日に撮影した写真をご覧ください。
上でも述べましたが、団体記念列車の運行日以外の2002年8月中の土曜・日曜には、記念系統板を取り付けて、広見線・各務原線の定期列車で運行されました。記念系統板は運行日毎にデザインが異なっていました。
3400系 いもむし善師野駅に入線する3400系新可児行き。
大変賑わっており、撮影している人が多くいました。

3400系と6500系の並び3400系と6500系の並び。

明智駅に停車する3400系明智駅に停車する3400系新可児行き。
この時、明智・御嵩への入線は1往復。最後の入線になるので、多くのファンで賑わっていました。

3400系上の新可児行きの新可児駅到着後、新可児駅ではサプライズで”急行”の種別板が入れられ、多くのファンが盛んに撮影していました。
各務原線では、実際に急行で走行したのですが、残念ながらそちらは撮影できませんでした。

2002年8月31日の記念系統板をアップで。

戸袋窓に貼られたさよなら3400系のステッカー。




最後に細かい箇所や内装を。3400系車側灯特徴的な形の車側灯。

3400系車内車内。
青色のモケットの座席が特徴的でした。赤色だったこともあったそうですが、塗装復元の際に登場時の青色に復元されたそうです。

3400系冷房装置冷房装置。
外観を損なわないように冷房化されたので、車内に冷房装置が張り出すように設置されていました。

3400系扇風機扇風機。
冷房化後も扇風機は引き続き残されており、
冷房と併用して使われていました。

3400系 エバーグリーン賞プレート車内に掲出されていたエバーグリーン賞のプレート。

エバーグリーン賞についての説明も書かれていました。

上述の通り、現在はモ3401号が舞木定期検査場内にて保存されています。
見学させて頂ける機会を待っているのですが、定例の公開イベントの名鉄電車まつりは親子限定。
それでも、時折開催される撮影会などの時に見学できるようなので、機会があれば逃さず応募してみようと思っております。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA