奈良線や大和路線で活躍していたウグイス色の103系が、2022年７月27日に廃車回送されたそうですね。
つい最近まで、関西地区では、多くの路線で103系を見ることができましたが、現在では和田岬線、加古川線、播但線を残すのみとなってしまいました。
103系は、主に大阪環状線、阪和線、奈良線で活躍しており、今回は活躍を写真で振り返ってみたいと思います。
かつては、東海道線や福知山線でも活躍していたそうなのですが、残念ながら記憶にありません。
まずは、大阪環状線での姿を。
大阪環状線での103系の活躍は非常に長く、1969年から2017年までの48年間に及ぶそうです。
福島駅に入線する103系（2005年８月撮影）。
やたらときれいな車両が混ざっていますが、40Nという体質改善工事が施された車両です。
１編成まるまる体質改善車ということもあれば、写真のように編成内に混ざっていることもありました。
桃谷駅に入線する103系（2006年３月撮影）。
こちらは、体質改善車は混ざっていなく、編成的には美しく見えますね。
続いて阪和線での姿を。
阪和線の普通列車もかつては、103系の独壇場でしたが、2018年３月のダイヤ改正をもって全車引退となりました。
浅香駅に入線する103系（2005年９月撮影）。
よく見ると、戸袋窓が残されている編成ですね。関西地区の103系の戸袋窓は埋められるのが、所定だったので、戸袋窓残置編成の記録は貴重かもしれません。
次は、ウグイス色の103系。
ウグイス色の103系は、奈良線での運転が主でしたが、大和路線での運用もあり、運用範囲が広いのが特徴でした。
ウグイス色の103系は、今年３月のダイヤ改正前まで、奈良線で活躍していました。
今宮駅に入線する103系（2006年７月撮影）。
大和路線では快速運用もあったそうですが、残念ながら撮影はしておりません。
ここからは、奈良線での姿を。
JR藤森～桃山間にて（2013年５月撮影）。
奈良線の普通列車は、少し前まではほとんどが103系でした。
この場所、丹波橋駅から近く、アクセスしやすくて、綺麗に撮れるいい撮影場所だったのですが、奈良線複線化工事の影響で、残念ながら撮れなくなりました。
ウグイス色のはずの奈良線ですが、一時期スカイブルーの編成が走っていました（2013年５月、JR藤森～桃山間にて撮影）。
2013年４月に、阪和線用の103系が転入してきて、そのままの塗装で運転されていましたが、転入後しばらくしてウグイス色に塗り替えられたそうで、いつの間にか見なくなりました。
宇治川橋梁を渡る103系（2018年８月、黄檗～宇治間にて撮影）。
編成を見渡せる良い撮影地でしたが、奈良線複線化工事のため、現在撮ることができないようです。
こ工事が終わったら撮れるようになりますかね・・・？
最後になりましたが、現在103系が活躍している和田岬線、加古川線、播但線においても、近々新型車両への置き換えが行われることが予想されます。記録されたい方は、お早目に撮影等なさることをお勧めします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
おわり。