モ510形513号(岐阜駅前)

岐阜駅前に保存されるモ510形513号

岐阜駅前に保存されるモ510形513号



モ510形は、美濃電気軌道のセミボ510形として1926年に511~515の5両が登場。新製当初は笠松線(現在の名鉄岐阜~笠松間)で運行され、その後美濃町線で運用されるようになった。優美な半流線形・丸い戸袋窓が特徴的で”丸窓電車”と呼ばれている。
1967年に岐阜市内線と揖斐線の直通運用が開始されるにあたり、直通運用に抜擢されることになり、改造工事を受けた。赤と白の塗装及び特徴的な配置の転換クロスシートは直通運用開始時に改造されたものである。
モ770形やモ780形の登場後も、512~514の3両は、予備車を兼ねた動態保存的に残されていたが、2000年に512号が廃車・旧美濃駅で保存されることになった。513号と514号は、512号の廃車後も時折イベント等で運行され、日本全国のファンの注目を集めていた。
2005年3月末の600V線区全廃後、513号は岐阜市内の金公園にて2006年6月より保存されていた。金公園に保存されていた頃は、やや痛みが目立っていたが、2019年3月22日に岐阜市指定重要文化財に指定されたことと、岐阜駅北口駅前広場の完成10周年記念イベントの一環として岐阜駅前に移設されることが決まったことにより、全面修繕がなされ、美しい姿を取り戻した。
2019年11月16日、岐阜駅北口駅前広場の完成10周年記念イベントにより、金公園から岐阜駅前への移設パレードが行われ、車体と台車がトレーラーに載せられ、実際に岐阜市内線が走っていた道路を走行した。現在保存されている場所は、岐阜駅北口駅前広場完成後、岐阜市内線の岐阜駅前電停が設けられるはずだった場所である。
重要文化財に指定されていることもあり、定期的に塗装など手入れがなされており、非常に美しい姿で保存されている。
コロナ禍前は、”丸窓電車を保存する会”により、定期的に車内公開イベントが行われていたが、現在は車内は非公開となっている(見学台が設置され、覗くことは可能)。

保存場所 JR岐阜駅北口駅前広場
営業時間 終日見学可
定休日 なし
公式HP https://www.facebook.com/marumadodensha/

調査・撮影年:2021年




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