今回は、久々に京阪の話題を。
今更ながら2025年10月26日に予定されているダイヤ変更について述べたいと思います。

ダイヤ変更についての概要は、京阪のホームページのニュースリリースに詳しく述べられているので、まずはそちらをご覧ください。




今回のダイヤ変更の目玉は、3000系のプレミアムカーが2両になることと本線・中之島線の淀屋橋・中之島~萱島間で13000系4連でのワンマン運転が始まることですね。

プレミアムカーは、2017年8月での8000系で運用が開始されてからかなり好調なようです。
8000系のプレミアムカーは既存車両の改造(6号車)で、試験的な面もあったようですが、3000系のプレミアムカーは新造および組み換えというやや大掛かりな工事が行われ(旧6号車が7号車になり、旧7号車は13000系に編入)、2021年1月から運用を開始しました。
10月26日以降は5号車もプレミアムカーになるのですが、電動車である現在の5号車が4号車になり、現在の4号車はしばらく離脱することになると思われます。現在の4号車も旧7号車と同様に13000系に編入されるのでしょうか・・・?

10月26日以降は5・6号車の2両となる3000系のプレミアムカー。

プレミアムカーがなぜ人気なのかという点ですが・・・

  1. 快適性
  2. プレミアムカー券が手軽に買える利便性

の2つの要因が挙げられると思います。

プレミアムカーの豪華な座席。
淀屋橋から出町柳間通しで乗っても、たったの500円追加するだけで、JRの特急のグリーン車を凌ぐほど豪華で快適な座席に座れるのも人気の理由の一つですね。

プレミアムカーの利便性を支えるプレミアムカー券・ライナー券のキャッシュレス券売機。特急停車駅に設置されています。
他の会社の有料座席は、webでしか買えないところもありますが、プレミアムカー券はwebだけでなく、駅のホームなどでも気軽に買うことができます。
始発駅だと、止まっている列車の豪華な座席に惹かれてプレミアムカー券を購入する人もいるかもしれません。
このキャッシュレス券売機は、ICOCAやmanacaなどの交通系ICカードだけでなく、WAONやnanacoなどの流通系ICカードやPAYPAYなどのQRコード決済、クレジットカードも使用できます。

プレミアムカーの増結で気を付けないといけないのは、一般車両の混雑でしょうか・・・?
3000系は一般車両の座席もかなり快適なのですが、あまり座れなくなってしまうかもしれません。
特にプレミアムカーに隣接することになる4号車と7号車は気を付けたいところです。




つづいて、本線・中之島線の淀屋橋・中之島~萱島間でのワンマン運転について。
3月のダイヤ変更から、淀屋橋・中之島~萱島間完結で運行される区間急行や普通はいわゆる13000系30番台(13031~13043F)4連での運行が中心になりました。13000系30番台で運行される列車がワンマン運転を行うことになります。
区間急行で運用される13042F(2025年8月、西三荘にて撮影)。

 

13000系30番台には、乗降時や発車時に運転士から旅客の動向を確認できるよう車体側面にカメラが設置されています。
ホーム柵が一部の駅しか設置されていない路線かつ乗降が比較的多い(統計情報リサーチによると、西三荘~大和田の各駅は1日1万人以上の乗降がある)都心部でのワンマン運転は、京阪が初だと思われます(他にあったらご教授ください)。




ここからはダイヤ全体について考察してみましょう。
京阪のホームページに全列車の時刻表がUPされているので、そちらもご覧ください。

昼間の12分ヘッドのダイヤは変わらず、もっとも本数が多い複々線区間でも昼間時間帯は片方向1時間あたり15本の運行です。
中之島線が開業したころは、昼間時間帯でも片方向1時間あたり24本もの列車が走っていましたが、そのころと比べると列車本数の少なさに驚かされます。
乗務員が足らないんて話も耳にするのでやむを得ないのでしょうが、少し寂しく感じます。

3月から運行されている8000系の快速急行が増え、平日朝に8000系の快速急行樟葉行き(淀屋橋7時29分発)、これまで土休日だけだった8000系使用の出町柳発淀屋橋行きの快速急行が平日にも運行される(出町柳発8時48分発)のは、注目ポイントでしょうか?
種別や行き先の表示がLEDが中心になり(京阪の車両のLEDは、走行写真を撮ると、3000系と13000系の13001~13007Fを除き、綺麗に写らない)、撮りにくいのが難点ですが、現在方向幕で残っている8001Fや8007Fを中心に狙えればいいかなと思います。
撮影だけでなく、快速急行は特急より所要時間がかかるので、ゆったりとプレミアムカーを満喫するのもいいかもしれません。
まだ方向幕で残ると思われる8007F(2023年5月、西三荘にて撮影)。

最後になりましたが、最近、忙しさのあまり、京阪に乗ったり撮ったりをあまりできていないので、ゆっくりと乗車や撮影をする機会を設けたいと思っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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