モ750形755号(旧谷汲駅)
モ750形は、旧名古屋鉄道のデセホ750形として1928年に登場。元々は本線系統用の車両であり、高山線への直通列車として下呂駅まで乗り入れることもあるなど幅広く使用された。現在の名鉄発足後の1941年にモ750形となった。
本線系統→瀬戸線→揖斐線系統と活躍の場を徐々に移し、最晩年は揖斐線の末端区間(黒野~本揖斐間)と谷汲線で活躍した。21世紀になろうとしていた頃においても、戦前生まれの車両が活躍しており、ファンからの人気は非常に高かったものの、乗客数の減少により、揖斐線の末端区間(黒野~本揖斐間)と谷汲線が2001年9月30日の運行をもって廃止され、モ750形も全車引退となった。
2002年7月に755号が旧谷汲駅に搬入された。NPO法人庭箱鉄道により、保存活動が行われており、非常に美しい状態で保存されている。時折、移動機ANT15型の牽引により乗車体験も実施されている。
毎週日曜の昆虫館開館時(10時~16時)のみ、車内を見学することが可能。
保存場所 | 旧谷汲駅 |
営業時間 | 見学は終日可・ 車内見学は日曜日の10時~16時 |
定休日 | なし |
アクセス | 養老鉄道揖斐駅から揖斐川町ふれんどバス横蔵行きに乗車(本数が非常に少ないので注意)、谷汲山バス停下車徒歩2分 樽見鉄道谷汲口駅から揖斐川町ふれんどバス谷汲山行きに乗車(土休日のみ運行、本数が少ないので注意)、昆虫館前下車すぐ |
公式HP | https://niwatetsu.jimdofree.com/ |
車内。
運転台。
調査・撮影年:2021年