今年、2024年12月で、名鉄から5300系と5700系が引退してから5年が経つことになります。
特急の特別車以外の2扉車が無くなってもう5年。時の流れは速いものです。

今回は、改めて5300系と5700系の活躍を写真で振り返ってみたいと思います。
これに先立ち、過去に活躍した車両を振り返ろうということで、過去に活躍した車両というページを作成しました。本日、5700系のページをUPいたしましたので、ご覧いただければ幸いです。




いつもだと、車両の説明を入れるのですが、”過去に活躍した車両”で編成表入りで詳しく書く(予定)なので、今回は省略いたします。
簡単にだけ述べると、先頭部が非対称の半流線形で2扉転換クロスシート(先頭以外の車端部はロングシート)、足回りからすべて新製なのが5700系、足回りの一部の機器を旧5000系や5200系から流用したのが5300系です。各務原線の通称”にんじんカーブ”を行く5300系5301F(2010年10月、羽場~鵜沼宿間にて撮影)。
5300系は新製の台車への更新が行われましたが、5301Fは新製の台車を履くことはなく、一足早い2011年に廃車になりました。

快走する6連時代の5700系5702F(2006年6月、木曽川堤~黒田間にて撮影)。
2009年までは5701Fと5702Fは6連で、主に急行で大活躍でした。

普通列車で走る5312F(2007年3月、木曽川堤~黒田間にて撮影)。
5309F~5313Fは2連。普通列車でよく見かけました。

特急運用で活躍する5700系5705F(2011年7月、名和~聚楽園間にて撮影)。
2011年3月のダイヤ改正から、平日昼間の河和線・知多新線の特急が全車一般車に。

どんな車両が入るのかな? とワクワクしていたら、5300・5700系の運用が多くて、非常に嬉しかった記憶があります。

特急運用で活躍する5300系5306F(2011年7月、豊田本町にて撮影)。
迫力のあるモーター音を響かせ、特急で快走していました。
乗ってよし、撮ってよし、そんな列車でしたね。

5701Fと5702Fを4連化した際に捻出された中間車(サ5600型、モ5650型)に一足早く廃車になった5313Fの運転台を付け、5601Fとなりました。
運転台の後ろに窓がないのと、先頭部の側窓の数が他の編成と違うのが特徴です。




ここからは、5300・5700系同士の併結の姿を見てみましょう。
2005年1月改正までの名物列車727列車に2+2+4で入ったところ(2004年8月3日、神宮前にて撮影)。
前2両はよく5500系が入っていたので、外れ扱いされていた方も見えましたが、5300系や5700系の8連も格好良く、個人的には好きでした。
本来、後ろ6両は通常は5700系または7000系の6連でしたが、この日は2+4の代走でした。

4連重連での8両の豊川稲荷行き快速急行(2007年1月、鳴海にて撮影)。
重連で当時珍しかった豊川稲荷行きの快速急行の運用がありました。

7000系が定期運用から引退した2008年12月改正から、2009年に5700系が全車4連化されるまでのわずかな期間のみ復活した5700系6連と5300系2連の併結運用(2009年5月、神宮前にて撮影)。

4+2で豊橋行き快速急行の運用に入る5700系と5300系(2007年2月、二ツ杁にて撮影)。
5700系6連か7000系6連の代走運用中の5700系と5300系。
5700系6連と7000系6連には、予備車がなく、検査入場時は、写真のように、5300系2連と5300・5700系または7000系の4連で6連を組んで、5700系6連や7000系6連の運用に入っていました。

727列車と並んで、ファンの間で人気だった1542列車に入った5300系2連の3重連(2004年7月、神宮前にて撮影)。
時々5500系の3重連となることもあった1542列車、この日は5300系の3重連でした。当時、撮っている人は他にいなかった気がしますが、中々迫力がありました。

つづいて7000系等他の車両と併結した姿を紹介いたします。7000系7011Fと併結して広見線を走る5300系5310F(2006年9月、富岡前~善師野間にて撮影)。
上でも取り上げた5700系6連か7000系6連の代走運用中の一コマです。この時は、4両のほうは7000系でした。

1542列車で5500系5515Fと5513Fを連ねて走る5300系5309F(2005年1月、東枇杷島にて撮影)。
当時、5300系が来ると、カメラをしまう人までいたそうですが、こんなに格好良いのは非常にもったいないことだと思いました。

7000系との併結運用(2008年10月、神宮前にて撮影)。
2008年、7000系の廃車が進んだからか、7000系の重連運用の片方が5300系または5700系の4連になり、7000系との4+4で運用されるようになりました。

5000系との4+4での併結回送(2008年10月、神宮前にて撮影)。
ブレーキシステムや足回りは互換性があるので、回送での併結は行われていましたが、システムの問題からか営業運転で5000系と繋ぐことはありませんでした。
少し話はそれますが、5000系は1800系や1380系との併結運用を行うことを想定していると、当初は言われていましたが、登場初期の臨時列車で1800系と併結しただけで終わり、それ以来、他の系列との営業列車での併結運転は行われていません。大きな問題でも起きたのでしょうかね・・・?





ここからは、車内の写真をご覧ください。転換クロスシートが並ぶ車内(2007年2月撮影)。
施錠機能付きの補助椅子付き。1200系等にもついていて当たり前のようになっていますが、名鉄で最初に施錠機能付きの補助椅子がついたのは、5300・5700系です。

先頭部以外の車端部はロングシート(2007年2月撮影)。

展望席(2006年11月撮影)。
後年、運転台に運行記録装置が置かれてしまったので、少々見晴らしが悪くなりましたが、非常に眺めがよく、前面展望を満喫できました。

5601Fは運転台後部に座席がありませんでした(2012年3月撮影)。
展望席狙いでこの編成が来ると、ガッカリした記憶があります。

最後になりましたが、5300系や5700系の写真は、非常に多くあり、今回紹介しきれませんでした。
弊サイト上またはInstagramやX(旧Twitter)で順次紹介できればと思っているので、引き続きご愛顧いただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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