久々の更新となりました。

2026年8月3日、名鉄より広見線の新可児~御嵩間を2028年度末の運行をもって廃止とする旨の発表がなされました。

2006年から協議が続けられており、よくここまでもったなというのが正直な感想です(廃止決定に至るまでの経緯は、こちらのサイトに詳しく記載されています)。
以前、みなし上下分離方式で存続できるよう協議する旨の報道がありましたが、合意には至らなかったようですね。




1997年の明智駅。

蘇水湖号

明智から八百津線が分岐していたこともあり、御嵩行き・新可児方面の列車・八百津線の列車が揃う時は、賑わいを見せていました。
写真は、2001年9月末の八百津線廃線間際に撮影したもので、廃線フィーバーの乗客で通常よりも賑わっていました。

現在の明智駅。
2008年6月のダイヤ改正から無人化されました。2023年3月からは、交換設備も廃止され、上に挙げたような賑わいが信じられないほどひっそりとした雰囲気です。

八百津線の代替交通のYAOバス(2006年5月、明智駅前にて撮影)。
明智駅前から、八百津線の代替交通であるYAOバスが出ています。
コミュニティーバスの位置づけで、東濃鉄道バスに運行が委託されています。

鉄道の代替交通というと、鉄道時代よりも大幅に本数が減ったり、酷いと廃止になってしまうこともありますが、YAOバスは八百津線廃線から20年以上経った現在でも、1時間に1本程度は運転されています(休日は時間が空くこともあり、時刻は八百津町可児市のサイトから検索可能)。

今後は、新可児~御嵩間の代替交通の検討に入ることになるでしょう。
おそらく、YAOバスのようなコミュニティバスの運行ということになるかと思います。現在、新可児~御嵩間は上下30分毎の運行で、その乗客を輸送すると考えると、代替バスは少なくともYAOバス程度の運行本数が必要かと思われますが、バスの運転士不足が叫ばれる現代において、運行本数を賄えるだけのバス運転士を確保できるのか心配であります。
YAOバスや他の路線バスと併せて、バス路線を再編する可能性もありますね。

1997年の御嵩駅。

現在の御嵩駅。
明智駅同様、2008年6月のダイヤ改正で無人化されました。
現在、駅舎は観光案内所になっているのですが、新可児~御嵩間の廃線後はどうなるのでしょうか・・・?
せっかく、ホームと線路があるので、新可児~御嵩間の廃線で余剰になるであろう6000系を・・・・・なんてことはないでしょうね。





ここからは、新可児~御嵩間での様々な写真をご覧ください。

明智駅に停車する3500系の御嵩行き(上)と明智駅に入線する6500系の中部国際空港行き(下、2006年5月撮影)。
2008年6月のダイヤ改正までは、平日の夕方を中心に名古屋方面との直通列車が多く運転されていました。
有料特急以外で、方向転換を2回もする列車は、当時でも珍しかったのではないでしょうか?
平日夕方の名古屋方面行き列車は、中部国際空港行き(犬山から準急、名古屋から急行)で、空港アクセスにも便利でした。

明智駅での5300系同士の交換(2006年10月撮影)。
この頃でも、平日の昼間や土休日は、新可児~御嵩間折返し運転となっており、5300系も使用されていました。




2008年6月のダイヤ改正以降、新可児~御嵩間完全に線内折返し運転に。同時にワンマン運転が開始され、6000系のワンマン車が活躍の中心になりました。

御嵩駅に停車する6009F(2011年8月撮影)。
この頃の6009Fはもちろん赤一色でした。
「ワンマン」入りの方向板が懐かしいですね。

第二可児川橋梁を渡る6009F(2020年10月撮影)。

新可児~御嵩(現在の御嵩口)間が開業100周年を迎えたことを記念した系統板を掲げた6009F(2020年10月撮影)。

2022年3月からはじまり、懐かしい塗装を復刻しての運行が始まりました。
2022年3月に6011Fが白帯車に、2023年9月から6010Fがチョコレートツートン塗装に、2024年3月から6009Fが3400系「いもむし」塗装に、2024年7月から6013Fがストロークリームに赤帯になり、運行されています。
「いもむし」塗装の6009Fは、御嵩町・可児市・八百津町と名鉄がコラボした沿線活性化の一環で行われたものです(他の復刻塗装車は、蒲郡市・西尾市と名鉄が締結した連携合意書での観光推進の一環)。快走する6011F白帯車(2023年9月撮影)。

明智駅に入線する6011F白帯車使用中止になった明智駅3番線に入線する6011F白帯車(2022年6月撮影)。
あじさいとの組み合わせがきれいでした。

第二可児川橋梁を渡る「いもむし」塗装の6009F(2024年3月撮影)。

明智駅に停車する「いもむし」塗装の6009F(2024年3月撮影)。

6000系蒲郡・広見ワンマン車の広見線末端区間での運用は、

月曜日・土曜日・・・6009F(いもむし塗装)
火曜日・・・6010F(チョコレートツートン)
水曜日・・・6012F(赤一色)
木曜日・・・6011F(白帯車)
金曜日・日曜日・・・6013F(ストロークリームに赤帯)

と固定されています。
一日中往復するだけなので、乗車や撮影しやすいかと思います。

最後になりましたが、最近、撮影者と沿線住民とのトラブルがニュースになるなど撮影者のマナーがSNSなどでよく取り上げられています。
特に撮影の際は、ルールやマナーを守るとともに、職員や沿線住民とトラブルにならないよう、細心の注意を払って行動されるようお願いいたします。

新可児~御嵩間の廃止までまだ2年以上あります。
廃線フィーバーで混雑する前に様々な光景を記録していきたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。