今回は、茨城県のひたちなか海浜鉄道で活躍しているキハ11形についてレポートいたします。

ひたちなか海浜鉄道は、常磐線勝田駅と海水浴場がほど近い阿字ヶ浦駅の間を結んでおり、2008年に茨城交通(株)を分社化し、ひたちなか市と茨城交通が出資する第三セクター鉄道として生まれた鉄道です。
キハ11形は、1988年に登場し、高山本線や太多線、紀勢本線、東海交通事業城北線などで活躍していましたが、2015年から置き換えがはじまり、現在、名松線や城北線で活躍している300番台以外の車両がキハ25系などに置き換えられました。
置き換えられたキハ11形の多くは、ミャンマー国鉄に譲渡されましたが、キハ11-123、キハ11-201~204の5両は、ひたちなか海浜鉄道に譲渡されました。
キハ11-123がひたちなか海浜鉄道のキハ11-5、キハ11-203がひたちなか海浜鉄道のキハ11-6、キハ11-204がひたちなか海浜鉄道のキハ11-7となり、活躍しています。

なお、キハ11-201とキハ11-202は部品取り用の車両となり、那珂湊駅構内の車両基地に留置されています。




ここからは、写真をご覧ください。阿字ヶ浦駅に停車するキハ11-7(元キハ11-204)。
ひたちなか海浜鉄道への入線にあたり、後方確認用のミラーが撤去され、若干印象が変わった感じがします。
キハ11-7は、クリーニング専科の全面広告車になっています。

車内は、キャラクターのシールが貼られているほかは、JR時代と大きく変わっていないようにみえます。
座席のモケットまでそのままですね。

キハ11-5(元キハ11-123)は、ひたちなか市内のイソザキ自動車の全面広告車になっています。

キハ11-6(元キハ11-203)は、白色にオレンジの帯のJR時代に近い塗装のままなのですが、訪れた時は車庫の奥に留置されており、撮影することはできませんでした。
次回訪れた時、ぜひとも撮影できればと思います。





ここからは、那珂湊駅構内に留置されている部品取りとなっているキハ11-201とキハ11-202について。手前(勝田側)がキハ11-201で奥(阿字ヶ浦方)がキハ11-202です(もちろん敷地外からの撮影です)。
東海交通事業時代の塗装のまま、那珂湊駅構内の車両基地に留置されています。
塗装が剥がれてきており、痛々しいです。

踏切を渡って、別の角度から。キハ11-201。

キハ11-202。
キハ11-202の車内は物置になっているようで、作業着のようなものが 干されているのが見えます。

キハ11-201とキハ11-202は連結して留置されています。

キハ11-201と保存されている茨城交通ケハ601との並び。

最後になりましたが、ひたちなか海浜鉄道には、近々、JR東日本からキハ100形が3両譲渡されることになっています。
キハ11形とキハ100形が並ぶのも楽しみですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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